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2018/08/28(火)
3110 下馬評
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8月28日(火)。7時50分22.5℃。最高は30℃。朝は平年並み。日中は平年より低め。何より“平年”という言葉が貴重なのは今年の夏が熱過ぎた。
熱さの象徴だった金農旋風。さらに余韻の熱風を吹き込んできた。所属していた新聞社が報道写真集「金足農 感動の奇跡」を出版。手元に届いた。
今朝、初版1万2千部は完売・増刷、という社会面記事で知り、一面には高校の大先輩で佐々木毅・元東大総長の政治学者ならではの分析が載った。
台湾では、日本統治下の1931年、当時の全国中等学校優勝大会で下馬評を覆し準優勝した嘉義農林学校(通称嘉農=かのう)の活躍にも重ねられた。映画化されていて「KANO」、「KANANO」の近似性にも因縁を感じた。
中国のネット上では漫画より面白いなどと感動が広がり、香港紙は、日本人が雑草のような生命力を持つとして“雑草軍団”と伝えている、と報道した。米紙は2ランスクイズを「ありえない」と賞賛し、身内の底上げを求めた。
弱者が強者に挑む、それだけなら一服の清涼剤で止まったが、試合展開が余りにも奇跡的でドラマチック。本来野球に興味のない人のさらなる共感も呼んだ。
高校野球の原点は「地域密着型であるべきだ」という高校野球に対する思いが広く共感を呼んだ、という分析のとおりだと思います。
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