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2021/08/20(金)
4198 一本気
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令和3年8月20日(金)。10時30分31.0℃。降水量0.0mm/h。 風向・西北西。風速2.3m/s。晴れ。日照時間60分。積雪深…。
暑さがぶり返し既に31.0℃の真夏日。こんな理不尽な日に、秋田市の霊峰・太平山の麓に広がる田園地帯を走ることがあった。「徒長し過ぎじゃね!! 」。素人が青々と旺盛に繁った稲を見て心配になったのでした。その辺りに仲介した土地があってよく出掛けた。
そして帰り道は3ルート。中央の山間を抜ける広域農道は市街地に向かうルートとは思えない山道……
道に添う沢筋には上流に向かって切り拓かれた田んぼ。今は放棄され草木が繁るに任せていた。不自然に段々が続く人工的な景色…
隣の畑の状況です。耕作放棄地が自然に帰る過程でもあるように。
見渡す限り、一面に青々と広がる稲の食味と、沢筋の冷涼で澄んだ水で棚田のように育った稲の食味とはいったいどう違うのだろうか…… などと考えて車を走らせた。そして水田に戻ることはないだろうな、と。
リッチでゴージャスな味と、素直で一本気な味…… 私が数年前に代掻きをお手伝いした田んぼは、里山が迫り、川に挟まれた狭隘な平地の田んぼだった。食味は後者だったような……
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