コノサキニミエルケシキ
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2005年11月
前の月 次の月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
最新の絵日記ダイジェスト
2006/04/04 晩餐
2006/01/10 †間†
2005/12/09 粉雪のドレス
2005/12/08 火の中の種 (タイプ蜜)
2005/11/27 【偽】 近衛天涯

直接移動: 20064 1 月  200512 11 10 9 8 月 

2005/11/27(日) 【偽】 近衛天涯
† 偽 †

脳内エレクトロニク
此処は何でも揃う電脳市場
愛も夢も金も 何だって選び放題
0と1に組み替えられ並べられてる
手に触れるその感触も

ゼロ・・ワン・・・ゼロ・・・・

脳内サボタージュ
此処に居れば安心さ
傷つくのは僕ではなく
ナントカという名が付けられた虚像
攻撃的な台詞だって吐ける
目隠しされた電脳団欒

ゼロ・・ワン・・・ゼロ・・・・

いつでもどこにでも侵入できる
時も空間も超越したハコの中
知ったかぶりの指先は
カチ・カチ・カチ・・
気紛れに照準を移動、移動。
ポインタは矢印・指先繰り返し。

一人なのか二人なのか
自分なのか他人なのか
境界線が途切れてゆくのさ

ゼロ・・ワン・・・ゼロ・・・・


++++++++++++++++++++++++++
お題をそのままタイトルにしてみた。笑
これも一発書きっす。
【火の中の種】に続いて書き上げました。
うーん。期待を裏切ってるかもしれん。笑
難しいなーしかし。

蜜へのお題も中々思い浮かばんのよ。。。
もちっと待っててねん☆

ちなみに今日はもう一つ詩を書いた。
コノサキ用ではないので、個人サイトに載せようと思ってます。
近々…ね。汗

2005/11/26(土) 【火の中の種】 近衛天涯
† 火の中の種 †

わたしたちは涯て(はて)に向かっているのだ。
日々 色んな出来事を目にし
耳にする度そう思う。

わたしたちには涯てがある。
永劫などは無いのだ。
始めはゆっくり 緩慢に
そしてやがて速度を上げて収束していく。
もはやわたしたちの『種(しゅ)』は火の車だ
何処を向いて足掻こうとも
するりと抜けられるような抜け道はない。

わたしたちは涯てに向かっている。
飽食を以って病を産み出し
病を以って進化を夢見る。
焼けるような砂も
降り止まぬ雨も
わたしたちの業の残滓

その砂は何者をも受け入れず
その雨は何者をも育てない。
芽生き(めぶき)の日は来ないのだ。

それでもわたしたちはその先を目指す。
ふと気付いた時にはすでに足下は
崩れかけた崖の真先とも知らず
それでもわたしたちは『涯ての先』を夢見る。

芽生きの日を夢見る。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
はぃ、一発書きキター。笑
やっぱり一発書きが自分には似合いな気がしまふ。
しかし難しいことしてくれたわ…。
『種』は『たね』と『しゅ』両方で考えてみました。
他に、ちょっと日本語アヤシイ使い方してるかもしれんけど
お許しくだされ。

蜜へのお題はまた思いついたらBBSにでも書くよん。
よろすくー。

2005/11/18(金) 川べりの花
髪は好きな髪型?
それでよくない? 笑。
今回も考えさせていただきました
あんま 詩的じゃないけど

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
もうすぐ逢える あの人に

午後の日差しが穏やかにはいる病室で
ただ静かに最期の時を待つ老女は とても 穏やかだった
入院してだいぶ経ち もう なんとなく
自分の残り時間を悟っているかのように

息子は優しく育ち 貧しいながらに二人で生きてここまできた
嫁にも恵まれ 孫もたいそう 慕ってくれた
母親一人で肩身の狭い思いもさせただろうに
今 ここに 生きてきた事を感謝する

本当はあの時 死んでいたかもしれないのだ

貧しいけれど 平穏な日々だった
女学校を卒業してすぐ 花嫁になった
口数の少ない それでも そこにいるだけで頼りがいがある
そんな夫だった
大恋愛の末ではないし 結婚ってこんなものか
最初は少し悲しくもあった
それでも 日が暮れるころ
帰ってきた夫の服に泥がついてるのを気付くと
無言で 川べりの花を差し出してくれた
小さな 小さな 幸せを重ねていくうちに
誰よりも大事な人になった
そんな生活にもヒビがはいりはじめた

この国は 爆弾を落とされるような国になった

どうか どうか この人を連れて行かないで
やりきれない不安が 空襲警報と共に 
毎日 私を襲っていた

恐れていた事は やはり 現実になった
赤紙が届いた 夫のもとに

明日彼はこの家 この町を出て 戦地に向かう
泣いてはいけない お国の為だ

旅立つ夫を精一杯の感謝で送り出さなければ
食事はいつもより豪勢に
いつもより沢山話して
夫婦最後の夜

貴方の妻になれて幸せだった 待っているから
涙を殺しなが 自分の髪を少し切ってお守りにしのばせ
鞄にいれた

翌日は忘れられないほどどこまでも青い空だった

彼は今日まで帰ってこなかった
彼がいなくなって 身ごもった事に気付いた
必死で生き抜いてきた 残された命だからと
投げやりになる日もあった
それでも あの人に愛された証を守る事に 守る為に生きてきた

今日もどこまでも青い空
病室には心配停止の機械音がなった

やっと あの人に逢える
「待っていてください」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
なんか 最近詩的じゃなくて ごめん(><)

天ちゃんのお題は最近簡単なようで
むじゅかしい。 笑。
さて 次は【偽】で
楽しみにしてます

最近ここのペースがお互い落ちがちで
いかんねー 笑。

2005/11/08(火) 【虫】 近衛天涯
†酔生夢死†

音もなくのどやかに
「今日」が終わろうとしている

夕やけの足音
飴色の翅
旅立ちのあいさつを

外殻のわななき
触角の触発
ぶるぶるぶる

蜜色の三日月が中天にかかる頃
そろそろと目を覚ます子どもたち
モーニン モーニン
さあ あそぼう

耳をすませば
ささやき、さそう
小さな翅音(はおと)
節足の行進

ヒトはみんな眠ってる
さあ あそぼう

外殻のわななき
潜在する意識
ぶるぶるぶる。


**************************************
くわっ!!!(何。
難しいよー!虫!!!号泣。
まず「虫」と聞いて思いついたのが
【昆虫・寄生虫・セミの翅】だったので
そこから広げてみました。
……広がってんのかな…汗。
ちなみにタイトルは「すいせいむし」と読みます。
…「むし」で掛けてみました。死

††蜜††への次なるお題は
【髪】でお願いしまーす。

……パタリ。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.