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2020/03/23(月) 今夜の雪は侮れない
 日が変わってしまったけれど昨日のような落ち着いた深夜とはなっていない。雪の降りだしから1時間もして積もり始めている。とんだ天気である。明日は30cmの積雪だろう。
 古い友人がやって来てすき焼きを食べさせてもらった。牛肉というものは美味いものだ。同行のお姉さんが言うには世界のこの先の在り様はもっと謙虚であるべきだという。同感であるがそう単純なののではないと70歳を超えた老人は思う。彼女は日本人の謙譲の美徳というか他人を押しのけない姿が行きわたったら良いのではと問うが答えられない。その夜古い友人が小屋に引きこもった後で小津安二郎の「晩春」をお姉さんと見ていた。日本人の戦後4年の交わす言葉に戦争の影は見えなかった。日本の謙虚さというか戦争で痛めつくされた後に来た平安の中での暮らしは、戦時中の軍部や警察や行政の圧迫からの解放だったのではないかと気が付いた。日本人はアメリカと戦ってはいたけれども日本という国が引っ張っていた古い封建的な体質をまず第一に嫌っていたのだと気が付いた。戦後直近の社会は食べることと落ち着くことに全神経を向けていたから戦時中のことをあっさり忘れたのではないかと「晩春」をみて思った。これは儒教的な民主主義ではないだろうかと。少し酔ってはいるが!


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