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2020/05/24(日)
釣り人を見て、トラツグミを聞いた
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今朝、川をフライを振りながらひとりの釣り人が遡って行った。天気も良し久しぶりに川を楽しむ人を見てこのまま普段の景色が続いて行けばいいのだけれどと思いながら見ていた。 桜桃の枝、屋根に掛かるところを切らなければならず梯子を掛けてみた。バランスが悪くなったせいもあって斜面に掛ける梯子の不安定さにびくびくものだ。 夜が更けると今夜もヌエの悲しみの声が深さを増して来て何となく恐怖を思い出させる。横溝正史の「ヌエの鳴く夜は 恐ろしい」というフレーズを思い出すからだ。以前、雑魚川の水平道を歩いていた時ヌエと云われるトラツグミの死骸を見つけた。穴を掘って埋めたのもそのフレーズが引っかかっていたからだろう。山鳩をひと廻り小さくした位のその鳥はただあの鳴き声故に人々に受け入れてもらえないのだろう。私はそれ以来、トラツグミにしては関係なくただ渡って来て繁殖するためにキ〜ン キ〜ンと鳴いてメスを探しているだけなのになと思うことにしている。
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![](/user/mokkiri/img/2020_5/24.jpg) |
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