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2019/11/29(金) 一日旅行、浅草上野北千住
 昨日10時過ぎのバスにて池袋へ向かう。その後五反野に寄ってから氷雨になか田原町、浅草寺を廻って上野にて昔からの友人たちと会う。アフリカ出身の友人でボストンで活躍するデザイナーの来日に合わせて8人の懐かしい面々と話すことが出来た。言葉の分からない私はボデーラングエッジだけれども懐かしいデザイナーは昔を思い出して打ち解けた。そう、何年ぶりのことかと考えるのだがおそらく30年、それぞれのところで刻苦勉励に務めていた面々は時間を飛び越えて楽しく笑うのだった。友人のところに着いたのは0時を回る頃で友人の奥方も奥から出て3人でまたまた笑うのだった。
 今朝東京は寒く布団のぬくもりの中で足を伸ばしていると居心地の良さに雪降る秋山に帰りたくないと心底思ってしまうのだった。帰ればまた一人で悶々と春を待つ辛さが身に染みる歳になったのもあるが、旧来の友人たちの苦労を敢て語らない会話にまだ気持ちが高ぶっているように思うからだ。幸せは沢山の小さな引き出しにこっそり仕舞ってガラガラと音をさせながら持ち歩いていたい。時に秘かにその一つを引き出して笑ったり泣いたりする人生がもう少し続いてほしいものだと思った。
 帰りに清津峡の日帰り温泉「よーへり」へ寄って最後のお風呂に浸かってみた。時代が移りどんどん変わって行くこの地方であってもこの仕舞屋の旧温泉旅館の風呂の終焉は大切な金貨が財布からキンと音立てて失せて行くようなものだ。何時かまた復活させない訳には行かないのに時代が心の余裕を呑み込んでゆくように感じた。


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