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2021/09/06(月)
ひどい雨の中緊急通報装置が付く
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緊急通報装置というものがあると去年から聞いていたのだが、まだ大丈夫だと思っていた。ところがこのところ体の調子が悪い時があるようなのでそう云ったシステムがあるならということで設置を願い出た。もっともこういった厳しく僻遠の地で暮らすということはもしもということは考えられない。生きるかそれとも死ぬかしかない。多分東京の団地にいても同じでみんないざという時はひとりで緊急ボタンを押して救助を待つということはまれな事例だろう。ことにここではまた真冬ではまず厳しい。だから冬場は対岸の集落に一時避難することも考えるのだがそれでもきっと届かないと思っている。私は夏でも冬でもいざこれで終わりかという事態になって何日もここで腐って行くことが嫌いなのだ。迷惑だろうしだれも腐った遺体を構いたくないだろうと思っている。だからせめて最後になったらひとついい臭いをさせる前に荼毘に付してもらいたいと考えるようになった。仏教では生きることを理解し、死ぬことを理解することが仏家一大事の因縁だという。…ただ生死即ち涅槃と心得て…とな〜に眠るだけだというけれども、さて私の場合はどうなるか分からない。でもこの身体が腐って行って虫や何かに食われて白骨になるのは良いがそれまでこの家で7日掛けて融けて行くのは如何と思う。友は言う。ず〜っと生き物を殺して生きて来たのだから、死んだ時くらい虫に食われてもいいだろう。というが食われる前に腐って行くのは私の美学が承知しない。我儘だなと思うが! 少し薪になるきを置いてあるから持って行って焚きなさいと連絡があった。山毛欅だった。量は少なくっても友の気持ちを燃してみよう。そう云えば電気炬燵で死ぬと炬燵のなかの足だけが白骨になると聞いたことがある。薪ストーブなら燃え尽きればまたシ〜ンと冷たくなるはずだ!失礼、つまらん愚痴だった!
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