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2020/08/08(土) 野良熊がやって来て、逃げて行った
 17時15分。うとうとしていると外で何かドンと音がする。ふと目が覚めて誰か来たのか?玄関を開けた。すると野良熊が一気に階段を駆け下りて泳ぐように遠ざかって行く姿が飛び込んで来た。瞬間はて何だろうと目を凝らしていた。黒い後ろ姿が左側の藪に消えるとようやく我に返った。ウスバサイシンのプランターをひっくり返し、洗って伏せた漬物桶が散らばっていた。姿が見えなくなってようやく大声を上げるだらしなさだった。その後追いかけるように階段を下るが足跡らしきものが踏み板を上手に下って行った跡があった。先生に電話をするとほう、ほうと喜んでいた。掴まえたら包丁を持って行くから教えろと実に鷹揚だった。
 放送でコンポストをクマが荒らすから注意して、生ごみを捨てないようにと言っていた矢先だった。
 黒澤明の「デルス・ウザーラ」でコルド人の猟師が出くわしたアムール虎にこう言うシーンがあった。「お前 山に居るところないのか、早く山へ帰れ!」と言うのだ。ロシア沿海州を地図を作る兵隊について道案内をするデルスは山のことは何でも知っているひとり猟師のことだ。何回も見ているはずなのに、今日の野良熊に対するのは初めてだったのかこんなことが玄関前で起きるとは思っていなかったせいかデルスのような落ち着いた対応は出来なかった。なかなか難しいものだ。知識というものは実際の体験の前では意味をなさなかった。それでも3日掛かって作り上げた階段はクマの急襲にも立派に耐えたということは自信になった。今度こそデルスのようにちゃんとクマに諭してみようと思う。「君はね、こんなところでごみを探してはいけないよ。早く君の陣地に戻って野草を探しなさい」と
 車はちょっと傷が深いようで今日のところはバンドエイドを張っておくようで、盆明けにもう少し大きなバンドエイドを張ってみようとなった。もし、同じ車で状態の好いものがでるまでは剥がれたらもう一度張り直せばよいと二人して納得した後でのクマだった。今まで見たことがないだけできっと奴さんも新しいバンドエイドを探していたのだろう。


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