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最新の絵日記ダイジェスト
2022/09/20 秋風
2022/09/16 手伝ってくれて感謝
2022/09/13 疲れたので、お風呂!
2022/09/08 軟になったということか!
2022/08/27 その後の状態報告

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2019/10/20(日) ぐずついた天気が続く
 雨模様の天気で昨日からの雨もあったし今日は土砂排除の作業をやめた。1週間ぶりに居間と2階を掃除して午後の湯沢から来る送迎バスに乗っているお客を迎え方々和山に回る。電話が鳴ってバスはもう着いているというのである。そりゃいけないと和山を辞して迎えに向かう。しかし時刻表だと16:50着のバスが1時間も早く着いたということだ。これからは注意しなければ。お客さんを拾い拾い来るわけではないので混んでなければ一気に走るのは当然なのだろう。1時間の早めの到着は十分にあり得るということだ。
 ところで今日も右岸は静かなものだ。令和天皇が皇子の時に入った和山温泉のお湯も切れたということになるのだろう。
 切明に向かう途中に見た今年の紅葉は午後であったけれどこんな感じになっている。志賀への道は台風の影響で今年の通行は出来なくなりそうで、今年の紅葉は寂しいシーズンになりそうだ。

2019/10/19(土) 灯が見えない谷にひとりだぞ!
 昨夜は風と雨を感じて過ごした。対岸の湯は昼間と違って灯が消えてこの谷間には私ひとりと言った感じつつまれた。その夜 夢の中で周りの知人がいなくなってひとり吐息をつくおのれの姿を強く感じた。「ひとりぽっちか…」と映画「秋刀魚の味」のラストシーンでつぶやく平山周吉の老いを思った。
 今朝もそんな気分を引きずって気が重く動き出すまでに時間がかかった。どうにか外に出て何回も一輪車にズリを積んで捨てた。まっ、はかどらないのは昨夜の夢のせいだ。午後になって大粒の雨が強く降りだしまるで夕立のようだ。片付けものをして家に入った。湯に電話をすると昨日ここを出たと話した。待てよ、するともっきりやはぽつんと一軒家の条件を満たすじゃないかと(笑)ちゃった。
 行ってあげたい友人の選挙にも手伝いに行けず、ここから健闘を祈るしか出来なかった。人はそれぞれどこかで踏ん張って必死に立っている。頑張れ!ガンバレ!と自分にも言い聞かせながら昨夜の夢のなかのひとりぼっちを思うに、「過疎」ということはこう言うことだったのかと初めて現実的に考えた!

2019/10/18(金) もっと来い、もっと来い!
 何となくめんどくさいとおもちゃって起きてテレビを点けちゃう。すると大リーグ中継やらプレミアム番組で昭和の蒸気機関車の映像が映る。ちょっと見てしまう。いまさらSLを見てもしょうがない。解説する方はファンで元気だからうるさく感じてしまうのだが、見てしまう。蒸気機関車は好きだからしょうがない、昔は、それも廃車まじかの汚れた機関車に哀愁を感じていたものだ。土砂片付けなんかやりたくもないのだからなんかやと理屈をつけて外に出ない。日和ってしまうのだ。それでもSLも終わって田中さんの登板も終わると本当にしょうがないかと立ち上がる。
 池に溜まった土砂を排水の力で砂を押し出そうとした。その間に家の周りの土砂を片付ける。うまく行けば一石二鳥なのだがそんなにうまく行く訳はなく排水管が詰まった。何やかやで土砂排除にも影響があって予定をこなせなかった。
 また雨が降るという。大雨になるところもあるという。しょうがないかと降るならどんどん降れ。長崎くんちじゃないがもってこい、もってこいと言った気分だ。壊れるところがまだあるのならどんどん崩れろとばかりに腰を擦り擦りポツポツ来た空を見る。
 暗くなって作業を終え、風呂を沸かし、お湯を沸かしていると「まだ水も出るし、トイレも使えるしダイジョブじゃん」と少し元気になった。なったのではなくてしたのだ。
 瀕すりゃ鈍するで格安スマホが充電できなくなったようだ。電池の減りが早いなと思ってはいたのだが電池の交換は出来ないのだから諦めるということか。充電すると表示の小さいな印が点滅するだけだ。聞くと充電できていないときのものだという。しょうがないから不鮮明のカメラの古い予備機を使ってみることにする。私にはスマホは向いていないのかも知れん。くんちのもってこいがここでは、もっと来いと変わった。来年の春までにやりゃいいだろうということも考えているのである。

2019/10/17(木) 土砂排除をスコップでやるのか
 昨日の工事現場で気になっていた粘土の押し出しはあるものの量的には収まった感もある。
 重機を下して畑の周りの側溝を片付ける。きれいに出来ない。
 ひと休みをして池の周りの土砂を片付け始める。こういった土砂は粘着性が強く重いものである。昔、御普請組でやった仕事だけれどひとり仕事なのでなかなか進まない。昨日から腰が重い。左手の親指の痛みが取れたら、今度は腰だという。何だか切りがない。災害にあった人もみんな腰やら膝やら腕を擦っているのだろう。とにかくゆっくりぐずぐずと片付けている。始めたのだからきっといつか終わる。
 プロパンガスを頼んだのだから搬入しやすいようにしておいてやろう。薪さえ積めば終わるけれど降ったて少しづつやれるだろうとかんがえるようにしている。
 19号台風が「ハギビス」と云うらしいのだが日本人ぽくないなと泥をかき出しながら思った。
 山の紅葉だけれど始まったようだけれどきれいではないと感じた。気温が高すぎるのだ。中津川はまだ元の水量には戻っていないけれど落ち着きつつあるのだろう。

2019/10/16(水) 年度の土砂は難しい。
 少し気持ちが充電するのに時間がかかった。今日は重機で畑の脇の土砂上げをする予定。昼前にようやく外に出て燃料を入れてもっきりや道を下る。2カ所の作業を終えてS字カーブの上に押し出している土砂上げをしていると斜面から粘土状の土砂が押して来た。とりあえず水が道に流れないように土を除いていると切りがなく土砂が押して来た。押してくる土砂だけでもとすくい上げているとあっという間に時間が過ぎて行った。ここは村では村道に指定してもらえないところで自分でやるしかないとしても私の技術では荷が重すぎた。一応流れて来る土砂を片付けて、さて明日どうなっているかと様子を見るしかない。重機の上で4時間も作業すると腰は痛くなるは操作が混乱してくる。何と云うのかそれでも夢中で作業をしていると少しは操作も上手くなっていくように感じるのはちょっとうがちすぎだろうか。
 しばらくこの作業が続くのかしらと頭をひねった。

2019/10/15(火) 恩人のポスターが私を見つめている
 昨日、実は予約のお客さんがありました。お一人なのですがバイクで会津を廻り昨日ここに泊まって志賀を抜けて松本から関西に帰るとおっしゃいました。支所の努力でどうにか道が通れるようになったのですが大型ロードバイクが途中転倒してふたりで起こしました。こんな時ですからここまでは来れないと思っていたのですが道が開いたので これそうだよと言ったのですがそう、ロードバイクではちょっと無理だった。確認をしなかった私のミスで失礼をしたということです。その分頑張って対応するのです。宿なんというものは平安な一夜を与えることが仕事です。少し夜に言葉を交わして一杯サービスして今朝雨の中をまたオンロードのバイクで抜けて行かれました。津南に着きましたと連絡をくれるあたり実直な良い人だったと思います。きっと またお会いできるでしょう。
 昨日軽トラのタイヤがパンクしてつるつるのタイヤを交換しなければと決めました。別にお金がない訳ではないのですが、本来の貧乏性なので使えるうちはまだよい、まだよいと先送りにするケチさにイヤになって交換しました。1本5千円で良いタイヤです。ちょっと高い、でも安い古いタイヤよりずっと丈夫だ。そう感じました。事故を起こさないためにお金は使うものだと気持ちを変えました。
 津南に下りると町議会議員の選挙が始まっていました。選挙ポスターの前に長いこと20年も超える間私の心を支えてくれていた茂ちゃんが出ているではありませんか。彼女は地元の人間ではなく地盤の強い他の候補と比べると票という点ではなかなか厳しいものがあります。それでも負けても立ち上がる、負けても立ち上がって地域の人のためにと頑張る姿は私の誇りでもあります。頑張って たとえ打たれても彼女はまた立ち上がって地域のために活動するのだなと考えています。彼女に私が出来ることは今回の災害を片付ける合間に食事の差し入れぐらいなのですが、どうにか彼女の努力を支えたいと思うのです。ご健闘を心より祈ります! 
 和山の榛の木にブナハリダケがびっしり付いていました。手の届くところは取ったようですがまだまだ付いていました。もう少し遅いなと思っていると昔 仁成館の亡くなった御主人が長い釣竿を2本伸ばしてワイヤーを繋げて取っていた姿が不意に思い出されました。今日で10月も半分終わったのです。

2019/10/14(月) 問題は置いておいて通行可能になりました
 村の支所から応援来たりもっきりやへの道は通れるようになりました。応援に感謝です。これからの作業を努力しなければなりませんがどうにかします。ただ右手が何処で痛めたのか力が入りません。これもきっと時間薬なのでしょう。
 明日は軽油を買って来て重機で少しいじくってみます。なにせ右手に力はいらず。

2019/10/13(日) 看板通りになってしまった
 中津川は索道を呑み込むことなく流れているようだった。まだ降っているのでそのまま9時近くまで寝ていたのだ。中津川が収まればと外を見て驚いた。家の前が川になっているじゃないか。見たことのない景色だった。参ったな〜と外に出ると前の沢が水量が増えて45cmのヒューム管に石が詰まったのだ。水はどんどん流れ来て玄関前から幾筋もの流れを作って下に落ちて行く。いやどうも、いかんな〜とスコップを使うも水が多くて仕事にならない。食事を終えて一服して、それでは道が問題だと歩き出した。そこここに倒木などあったり側溝が埋まっていたりしてスコップであふれる水を応急に直してもっきりや道はどうにか通れそうにした。
 川西林道の3か所が谷側が抜けていて、通れることは通れるのだが実に心細い。なおかつ一か所は石が道にあふれている。また沢の水を溜める大きなコンクリート桝が土砂に埋まって、あふれた水が道を流れ溝となっている始末だ。ひで〜なと声を出すが変に大声は出なかった。いや、今までが付いていたのだと感じていたのだろう。林道まで出るとそこに立つ「来るなら 来てみろ」の看板を見てその通りじゃんと笑っていた。

2019/10/12(土) 怪物19号は索道を壊すかもしれない
 8時頃に降りだした雨は時間を追って激しさを増す。もっきりや前の中津川は10時頃までは平時の流れだったが12時になると水量が増えた。3時になると前の大きな岩をおおうように流れ、日暮れには一気に増えて大きな岩があったことも分からなくなった。昼からドラムのような音が聞こえていたがドンドン、ゴロゴロと太鼓のように響き始めた。
 こりゃあ ちょっとひどくなるなと感じている。3時の頃は中津川の右岸堰堤まで10mはあったのだけれど暮れ方になって5mほどになった。もっきりやまでは索道の駅からまだ10mの高さがある。でもそれだから平気だとはいえないように感じている。岩が流れの中で浮いて駆け下って行く音は止まらない。
 日が暮れて川をうかがうことは出来ないけれどその岩の悲鳴は一刻、一刻腹に響くように感じるようになった。最後に見た中津川の水勢は早く、これから本番の19号はドラゴンボールの改造人間19号のように巨大な怪物に姿を変えようとしている。
 私は予定通り玄関内の土産コーナーを片付けいつでも薪を積み込めるようにした。だからといって戦場の砲撃のように聞こえる音に囲まれていると下らな手前の予定が何だ!いい加減にしろと震えるのだ。これからの雨と風のなかでテレビの予報官の言う、まず命を守れという意味が実感できた。国道は閉鎖になる、屋敷の川沿いの家は避難するという。本村でも水が出そうだという。とするともっと下流ではひどいことになるだろう。索道が壊れたとしてもしょうがない、直すしかないだろう。でもちょっと来世を感じる一夜になる。

2019/10/11(金) 汲み取り、サッシ外し、鉢片付け
 朝、外の気温は16℃。昼に20℃近くに上がった。風もなくカメムシが大挙して飛んで来ている。嫌な感じだ。
 昨日と違って何だか重い空だ。こんな時にやれることはとゆっくり考えながらいると降る前にトイレを汲みだすかと気持ちがまとまって行った。
 トイレの汲み取りは段取りが面倒でそれに腐心する。汲み取り自体は30分もかからないのだけれどその後の片付けも同じように面倒なのだ。ここでの暮らしの中で嫌な仕事だ。おまけに今日は雨のようにカメムシが降り注いだ。どういうのかここで日を送るということは、見方によれば避難所のようでもあるし、50年も昔しの暮らしと同じじゃないかと思うことがある。でもそれでもいいじゃないかと私は思っている。そもそも生きるって面倒なことだから、何でも自分でやれればそれが良いのだ。水道を確保してガスを引き入れてトイレを空っぽにして、薪を積んで煙突を掃除して、予備に灯油も置いておければ、あとは米と味噌と醤油と、漬物と酒があればきっと春まで電気が来なくてもよい。はずだ。今度の台風で家に被害があったらその時はしょうがないからここを去って外国を山頭火のように歩けばよいとも考える。いや、そんなことはやりたくはないけれど…
 昨日は昔のテレビ「お江戸でござる」を見た。なつかしい、杉浦日向子さんの話も聞けた。来週も5時半ごろからあるという。台風を凌げたらご褒美で見るんだ!
 うんこを汲みだす前になめこを3粒見た。私が打った菌糸の最後のナメコである。うんこの写真よりかは良いだろう。

10月絵日記の続き


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