ナノチキン日記
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2005/12/23(金) お掃除
修二ルック(ちょんまげ)でお部屋のお掃除してました。
そのときに発見したB5の2枚のレポート用紙。

+++

「どーよ。3回目の失恋の具合は?」
「・・・トラウマになりそうだよ」


公園のベンチで語る。
必要なのは缶コーヒーと、事情を知る男友達だけ。
120円の出費。
下の生活に慣れると、ちょっと贅沢するのに気がひける。


「さみぃよ。」
「一番お金掛からないじゃん。公園。」


缶コーヒーを開けようとする。手が。動かなかった。
さむい。


「・・・あけて。」
「ホラ、寒くて手がかじかんでるじゃねーか。」
「ん。ありがと。」


新発売のコーヒー。
あまりの不味さにむせた。


「ゴホッ!・・・うわーノドイタイ。」
「・・・・ほら、行くぞ。」
「何処に?」
「駅前のスタバ。奢ってやるから。そこで話きく。」



暖かいお店の、あたたかいコーヒー。
ふかふかのソファー。ゆっくり沈み込む。
このだんだん沈んでいく感覚がたまらなく好き。


「でー。トラウマの具合は?」
「ん・・・もーどーでもいいや。」


多分。私を見てくれない男にいつまでも
未練たらたらなのは、私の低いなりにも一応あるプライドが
許さないのだろう。


「・・・・・・・」


黙ったやつに一言。


「元気になった。コーヒーおいしいし。」
「あっそ。感謝しろ。」
「うん。ありがと。」


+++


多分、高2のときに書いたやつだと思うんですけど。
日付が書いてないのでイマイチ・・・。でも、多分高2だ。

まぁ、これは実話半分。創作半分。なんですけど。
『恋をしている』と錯覚してました。
『これは確実に恋だ』と思ってました。

でも、ほんの少し時間がたっただけで。
「華來って○×くんの事好きだったでしょ?」
って言われたときに、「うん」って堂々言えないんです。

きっと『恋に恋してた』だけなんですよね。
だから、恥ずかしくて堂々言えないんです。

これは、その『恋に恋していた』時間が終わったときに書いたものです。
今は、高校のときより、客観的に物事が見れるようになったつもりなんで、
冷静に『恋に恋してた』って言えるんですけど。
当時は、心に穴が開いた気分でした。
その穴を埋める方法が、創作でした。
そうして少しでも、自分を客観的にみようと必死だったんだと思います。

本気で好きになった人。
本気であの時一番だったよ。って思える人。
2人います。
『今は?』って言われると「んー・・・?」
ってなってしまいますが、とても大切な思い出です。

これから、またそういった人に会えるといいなと思います。
来年も頑張ろうと思いました。
高2のあたしに負けないように。


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