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2007/04/19(木)
逆裁4
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「辞めるんだね、ガリューウェーブ。」 「あぁ」 「それじゃあ、頑張って下さいね、牙琉検事」 「君は?」 「あたしは交通課に戻ります。所轄署にきたら寄って下さい。まぁ、滅多にないでしょうけど。」 「……それはできないな」
彼は、困ったときに髪をいじる癖がある。 今も髪をいじって横を向く。
「…どうしてですか?」 「ガリューウェーブのデビュー曲を覚えているかい?」 「ええ、恋の禁固刑13年ですよね。でもそれが?」 「あれは、君と出会ったから書いた曲なんだよ」 「あらっ」 「頭のいい君ならわかるだろ?」
彼が正面を向いて、まっすくあたしの目を見てくる。
「ええ、でも」 「なんだい?」 「13年でいいんですか?」
彼は横を向いて髪をいじった後
「……いや、終身刑だな」
あたしの顔を覗き込んでそう言った。
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↑みたいななんか書いてて恥ずかしいくらいの台詞が出てきた きっと文章化は無理。 後日小ネタに収納されると思います。 でも、こんなべたべたなの読みたい。 恥ずかしくて奇声をあげながら読んでしまうと思うけど。
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