pissのつぶやき
江戸屋日記に成りつつある今日この頃…
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2007/10/23(火) 最終戦を終えて(ヤス編)
今期の全日本も先週末の鈴鹿で閉幕した

開幕前全てのテストが終わった時に1000tのマシンを乗りこなすどころか
しがみついているのが精一杯だ、これマジでヤバイよと言っていたヤス

そのヤスがチャンピオンを狙える位置で最終戦に挑み見事ランク2位でシーズンを終えた

「安田君って怪物だったんですね」結果を知って駆けつけた仲間が言った
笑顔を作りながらも『ヤスは怪物なんかじゃないよ』心の中で思った

鈴鹿入りする二日前にやってきたヤスの身体が一段と厚みを帯びていた
首から肩周りの盛り上がりは開幕前とは別人のようでそれを指摘すると
「あのさ背中がボコっとなってるお婆ちゃんの肩甲骨ってアレどうなっちゃってるの?」
またしょうも無い事を言ってはぐらかす

私が見えている事などほんの少しだけれどそれでも物凄く努力しているのは判っている
もともと表現が不器用なタイプだから自分からそれをアピールなどしないけれど
観ている人が怪物だと思うほどの進化を遂げるのには並大抵の努力ではなかったはず
もちろん努力だけで結果が残せるはずも無く2度のタイトルは伊達じゃないだろう
それでも「開幕の頃とあんま変わんないっすよ」と言ってのける

それとは別になんでまたこんな時に…と嘆きたくなるような体調だった
私が母親ならこのままじゃ鈴鹿には行かせたくないな…そんな状況だった
帰りしなじゃぁ頑張ってねと握手した手が妙に冷たかった事さえも
なんだか気になっていつになく不安な気持ちで走り出す車に手を振った

決勝当日も余計な事を考えては頭の中で打ち消す作業を何回も何回も繰り返していた
だから2レース目のチェッカーを無事に受けたと知った時には心の底からホッとした
結果は心配していた自分が馬鹿らしくなるほどの立派なものだった

ヤスはこちらから振らなければ余り過去の話をしない
終わった事には執着しないタイプだからだと思う
最高峰クラスの初年度でランキング2位の成績も既に過去の事なのかな

その目はいつも未来に向かっている

原石にさらに磨きを掛けてこれからどんな宝石が姿を現すのか
ますます進化する様子をこれからも見守って行きたい           
                                                 photo by ゴリ  


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