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2007/10/25(木)
最終戦を終えて(小西さん編)
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10月になり京都から秋の味覚が届いた 大粒の丹波栗に添えられた手紙には「ただ無事故でと祈るのみ」そうしたためられていた 結果よりも何よりも息子の身を案じる母親の愛情に心を動かされる
最終戦に向けたテストでの好調振りは伝わってきていたのだけれど それでも去年のヤスのタイムにはまだ届いていないと満足はしていない様子 鈴鹿入りの日「気合入れて大事に、余計な事考えずに行きます」携帯にメッセージが届く
日曜日は10時から仕事で結果は休憩時間までおあずけのはずだったけれど 我慢できずお昼前にメールをチェックすると現地観戦の友人から「無題」が1件 一つ大きな息をしてから開けてみるとチャンピオンの文字が飛び込んできた
フッと肩から力が抜ける
本当に良かった…
仕事に戻っても自然と頬が緩むのを抑えられないで居たけれど ふとこんな形で出逢いたくなかったなと車椅子から私を見上げ言った日の事を思い出していた 辛い時期に出逢ったからこそ飾らない本音の付き合いが出来たのかもしれない 嬉しい事、辛い事、共有した時間の中に沢山の思いが詰まっている 「最終戦で泣かせる約束やからね」菅生の後に言われた通りに成りそうなのをグッと堪える
夜になり結果を知った仲間が江戸屋に集まりはじめた みんなの笑顔で喜びが2倍にも3倍にも膨らみ幸せな時間が流れて行く 「早く小西さんに逢いたいな」柴王の言葉がみんなの気持ちを代弁していた
今年の打ち上げは二人分のお祝い…きっと忘れられない夜になりそうです photo by ゴリ
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