|
2007/04/22(日)
スペインへ…
|
|
|
「5月5日スペインの6時間耐久レースに参戦する」
鈴鹿のF氏から連絡を受ける
この人はいつも突然なので大概の事には驚かなくなっていたが 流石に今回は事情を飲み込むのに一瞬戸惑うほど驚いた
先日シェークダウンを済ませた耐久仕様のマシンが好感触だと聞かされたのも束の間 そのマシンはレギュレーションの変更により鈴鹿8耐参戦不可となってしまった
「メーカーとサーキットは我々に勝たせたくないらしい」
ならば世界耐久参戦チームとしてスペインを戦いポイントを取る レギュレーションの変更部分は世界参戦メンバーのマシンには言及しない形になっているのだ ただしポイントを取れなければ全ての努力が水泡と化す危うい賭けになる
権力に屈しないF氏らしい発想…
ここ数日マシンとパーツを送る準備は途方もなく大変だったろう それがひと段落し今日の報告になったのだが…
海外のサーキットで6時間ものレースを戦うライダーも大変だ 身体の準備や心の準備は道具を揃えるようには行かないものだろう ましてや絶対にポイントを取れなくてはいけない状況 考えただけで苦しくなる…
私が苦しいと思っても仕方が無いのは頭では理解しているけど 人の気持ちと言うものはどうにも厄介だ
先日小西さんの滞在と私の休みが重なって予定もなく緩い一日を過ごした トレーニングがてらに歩きながら、食事をしながらそれこそ色んな話をした 交流の中で自分なりに見えているものは他のライダーにも言える事だと思う
会話の中でいつの間にか自分の弱い部分を晒してしまうのは小西さんの人柄だろうか ただレースが楽しいそれだけでサーキットに通った頃を懐かしいと思うことも有るが 色々と考える事が増えてもこうして知り合えた喜びのほうが遥かに大きい これでも自分の中では一時期より随分と楽しめるように成ってきたと思っている
翌日筑波でのテストを終え帰りの電車の中からメールが届く 「次の筑波で楽しませられるように頑張ります」 余計な事は考えずレースをもっと楽しまなくちゃダメだね…
スペインからもきっと良い知らせが届くと信じよう
|
|
|
|