pissのつぶやき
江戸屋日記に成りつつある今日この頃…
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2008/01/22(火) 優しい手
以前「マザーズタッチ」と言うタイトルでここにも書いたけれど
人の掌には不思議な力が宿っていると感じる

土曜日江戸屋で久しぶりにS君からマッサージを受けた

縦にも横にも大きな身体でちょっと無愛想…
見た目は少し怖い彼だけれど大きな手からは優しさが伝わってくる
精神を開放し身をゆだねていると不思議な安心感に包まれる
今まで受けたプロのマッサージ師の誰にも感じたことの無い安心感だ

ちょうど居合わせたヤスにも彼の存在を話した事がありちょっと診て貰う事に
日々トレーニングを重ねる上で少し気に成っている部分があるらしい
今の状態とその原因、具体的な改善策が時に比喩を用いて分かり易く説明される
理解しやすいから納得できるし何より説得力がある

元々スポーツでの故障がきっかけでこの世界に入ったS君だからこそ
鍛える事だけでなく緩める事の重要性を知り尽くしてのアドバイスだ
ヤスが帰ってからも親身に成って心配してくれたのが嬉しかった

柔道整復師(整体師)の資格を得てまだ一年とは思えないほどの頼もしさや
私の感じる安心感は信頼感に裏打ちされたものなのかもしれないけれど
何よりもその掌から伝わる優しさは人を癒す力に満ち溢れている


さてここの所久しぶりに柴王が燃えている

宇都宮の人気ラーメン店「花の季」との共同開発商品が限定発売される事になり
ウチの店でも22日からの販売に向け予約活動に励んでいた
柴王がここまで燃えるのには深い訳があり意地でも販売トップを獲ると鼻息も荒い
負けず嫌いの柴王が叩きつけられた挑戦を受けないはずが無いからね

こういう訳だとひと声かけたら仲間達が次々に予約をまとめて来てくれた
他の人の予約状況を見て「誰に負けてる」と更に電話をかけまくる
類は友を呼ぶとは良く言ったもので負けず嫌いは柴王だけじゃ無さそうだ
でもね、数なんて問題じゃないんだよ
何かにつけこうやってみんなが協力してくれる、その事が嬉しい

改めて仲間のありがたさを噛み締めながら初日の販売は800食を越え
現在ぶっちぎりでトップを爆走中です


*でもココの店あっさり系が好みのヤスのお口にはちょっと合わないよう…本物よりは食べやすかったよ*

2008/01/09(水) バナナで釘が打てる?
暮れからの心配事がやっと一段落した

29日、母親の病院へ行くといつもより妙に消毒臭いのは気のせいではなかった
4人部屋のうちの2人が点滴を受けているしこれはただ事ではない様子
運ばれた昼食を食べようとしない母親に声を掛けた瞬間…母も気分が悪かったのだ
慌ててナースコールをし汚れた衣類を着替える母も不安からか涙目だ

皆ちょうど前の日にヤスから聞いていたノロの症状と全く同じだった
「子供とかが死んじゃうの分かる」症状を説明しながら言った言葉が不安をかきたてる

頻繁な出入りで感染を広めてもまずいし心配な気持ちと葛藤しながらお正月を迎える
元旦に見舞った母は症状も軽く済み何とかおかゆを食べるまでに回復していたのだけれど
残念な事に3人のお年寄りが今回の事で帰らぬ人に成ってしまった
改めて集団感染の恐ろしさを痛感した

あれから2週間近く経ちノロ騒ぎも終息、母の食欲も8割程度には回復した
食事は少し残したものの持参したイチゴのプリンを美味しいねと平らげ
この分ならもう大丈夫だなとやっとホッと胸を撫で下ろした

さて暮れに人員不足で忙しかった理由の一端にパートの景子さんの長期休暇が有った
結婚10周年の記念に夫婦でアラスカ旅行に出かけていたのだ
行き先を告げるとほとんどの人が「何でアラスカ?」と聞いたそうだけれど
ご多分に漏れず私も何で〜?と聞くと一度オーロラを見てみたかったのだとか
旅の案内には「深呼吸しないように」とか「素手で金属に触れない事」などなど
そんなー40℃の世界でも生活してる人達が居るんだから人間ってすごいな

初日にいきなりー43℃を経験して「寒さは慣れるもんでカイロが大量に余った」とか
オーロラの美しさには過酷な環境を耐えて余りある感動があるそうですよ


*直行便で7時間・ほぼ毎晩現れたオーロラは飛行機からも見えたそうな*

2008/01/03(木) 癒されるね
年末バタバタとしながらも何とか新年を迎えた

元旦は朝からスクーターでテケテケと年始のご挨拶に下荒針経由で江曽島まで
午前中には一旦自宅に戻り来客が一段落したら夕方には近所に住む叔父さん宅へ
通称ネコ屋敷の叔父さん宅では6匹がお出迎えで可愛いったらありゃしない
一匹をヒザに乗っけるとゾロゾロ寄ってきて次々に遊んで攻撃を受ける
掘りコタツに足を入れると「クニョ」っとあらもう一匹いたのね(笑)
年末の疲れも忘れるほど癒されて幸せなひと時を過ごす

2日は二人とも休みだったので昼から宴会が始まる
たまたま買ってきたわさびの利いたお煎餅が鼻にツンツンこれが結構ハマる美味しさ
話に夢中な人にそっと手渡しリアクションを楽しむいたずら好きの亜紗美(姪)が
今日はバイトで来られなかったお兄ちゃんにも食べさせたいと言うので
じゃぁちょっと散歩しながら買いに行こうかと二人で出かける事になった

歩き出して間もなく不思議な感覚に陥る
東武デパートまで私のペースで歩くと6〜7分だけれど誰かと一緒だと10分近く掛かる
要するに歩くのが速いので人と一緒の時は意識して相手に合わせるクセがついているのだけど
この子は私と同じリズムで同じ歩幅で歩いている…不思議な感覚の正体はこれかぁ
彼女も「いつも『速いよ〜』って言われちゃうから仕方なくゆっくり歩くの」と
おかしなところが似るもんだと顔を見合わせ笑いながらあっと言う間に到着

デパート内に入ると相変わらずバターの良い香りが漂っている
お煎餅を買いに来たんだけれどやっぱりドンクは素通り出来そうに無いな
クロワッサン目当ての長い列に亜紗美を並ばせておいて目的を済ませ戻ってみると
人より一つ頭が飛び出ていたのでどこに並んで居るのかが直ぐにわかった
私も人とはぐれてキョロキョロしてると「こっちからは見えてるから」と良く言われる
他人から見たら血のつながりが一目瞭然の良く似た二人だろうな

今まさに焼きあがったばかりのクロワッサンをぶら下げての帰り道
「いつも『これ今すぐ食べたら更に美味しいんだろうな』って思うんだけど
自分は大人だって事が邪魔して家まで我慢するんだよね」って言うと
「もう暗いし全然大丈夫だよ食べながら帰ろうよ」と二人でモグモグ
思ったとおり焼きたてのカリカリ感がたまらなく美味しい
亜紗美もこんなに近くに有ったら毎日でも買いに行きたいと感激しきり

でも家に着くと「あのね二人の歩く速さがおんなじだったんだよ〜すごいでしょう」と…
焼きたてのクロワッサンが美味しかったって話よりまずはそこかい(笑)
亜紗美17歳このままどこまでも天然で有り続けて欲しいもんです


*子供の頃夜中に目が覚めた時に暗闇の中に光る目が…恐怖で柴王はネコが苦手になった*


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