pissのつぶやき
江戸屋日記に成りつつある今日この頃…
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最新の絵日記ダイジェスト
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2008/05/20(火) 五月晴れ
今夜の筑波の放送は少し複雑な思いで観ることになるのかな…
ちょっと遅くなった、間に合うかな?そんな事を思いながら仕事を終え家路を急ぐ
良かったかろうじて放送開始に間に合った、そう思ったところに一通のメール
詳しい内容は分からないけれど筑波の優勝は小西さんとの最終決定が下ったようだ

放送がが始まり小西さんのあの日の走りを最後まで見届ける
立ち上がり両手を挙げてチェッカーを受ける小西さんの姿は勝利の喜びに満ちていた
正式な発表はこれからなので放送の中では3位降格のリザルトが表示される

さて急いでこのビデオを京都に送る手配をしなくちゃ
最初は家に来た時に観ていたビデオもいつからか初回放送分が定期便になった
京都には放送日の2日後に届く事になるけれど今回は次のレースの日程が迫っている

翌朝連絡をすると案の定水曜日の午後には出発の予定で間に合うかは微妙
宇都宮から小西さんの所へ時間指定が出来るのは翌日の午後2時以降なのだ
時間的には厳しいかな、せめて午前中に届けば出発前に観られるのだけれど…
そんな小西さんに、出来る限り早く届くように頼んでみると答えるしかなかった


「実際に映像を見てどのように捉えたか、贔屓目無しで感想を聞かせて欲しい」


委員会のプロの見解も重要だけれど私のような素人が見てどう思ったのか
常にこちらに目を向けている小西さんだからこそ大切にしたい部分なのかもしれない

問題と成っていたのは2周目のどの位置で小西さんが前車をパスしたか
コントロールラインを過ぎた辺りのピットロード出口で待機する救急車
ピットロードもコースの一部とみなされそこまでが追い越し禁止区間になるそうだ

TVカメラの映像は正面から並走する2台のマシンを中心に映し出している
その画面には救急車は収まっていないので位置関係が良く分からない
1コーナーを旋回する時にやっと救急車の位置が確認出来る
巻き戻し見ているとアスファルトの色が変わる部分が有る事に気が付いた
1コーナーの手前、コーナーに差し掛かり路面が少し上り始める辺りだ
白旗区間は救急車まで、この場所は救急車より先に位置している

スローで慎重にこのラインの通過を確認する

この時点では小西さんのマシンがまだ数センチ後方を走っている

並走した2台のマシンの位置が入れ替わったのはその直後だった


「大丈夫、素人の私の目にも救急車より先でパスした事が納得出来ますよ」


少しは安心してもらえたかもしれないけれどやっぱり自分の目で確認したいはず
クロネコ組のN西さんに電話をし何とか明日の午前中に届けたい事情を話す
コンビ二では扱えない特便だけれどお店と一緒の集荷でOKとの返事をもらい
明日の朝10時までには京都に届くように手配する事が出来て一安心だ

違反の疑惑が晴れたとは言え何事も無かった様にとはいかないものだろうけれど
自分自身の目で確認してスッキリとした気持ちでオートポリスに出掛けて欲しい


*撮影ポイントから頑張って戻って撮ってくれたゴリさんが写した最高の笑顔*

2008/05/13(火) 筑波アラカルト
土曜日から観戦している先発隊のヤギさんから尋常じゃない寒さだとメールが届く
日曜日はうちら夫婦にS本君、江戸屋シェフの4人で出かけることにした
3枚重ね着して念の為にとカイロ持参で乗り込んだ筑波は予報通りの小雨模様だ

いつものようにN森マネージャーからパスを受け取りパドックへ
お世話に成るチームに挨拶を済ませケンちゃんのいるBパドックへ向かう
朝のウォームアップは雨でタイムが良かったらしくこのまま雨が良いなと
今回から新しくなったツナギに大好きなマークを入れて貰ってご機嫌だ

さて早くスタンドに席を確保しないと、ここはあっと言う間に座る所が無くなる
急ぎ足でガレージの脇を歩いて行くと思いがけずヤスと遭遇して驚く
夕べ電話が掛かって来た時は地元の○○に居るって言ってたから
聞くまでも無く筑波には行かないんだなと勝手に思い込んでしまってた

月曜日に逢った時より更に体調は良さそうで表情も明るいのが何よりだ
走るのはもう少し先だけれどとにかくサーキットに戻って来られて良かった
S本君がいつもと違って爽やかだとしきりに言うのでみんな可笑しくて仕方が無い
そういえばぶっ壊れたヤスしか見た事無かったね…あれは記憶から抹消してやってね

ピット裏を歩いていると今度は中野真矢選手とその父に遭遇
「今日はお店は良いんですか?」えぇウチには頼りになる従業員が居ますから
和やかに立ち話しで談笑するなんてGPの時ではとても考えられない
あぁこれで今日は来た甲斐が有っただなんてうっかり思いそうになった
気を取り直して(?)本日の最大の目的は小西さんとケンちゃんの応援に有る

そして迎えたST600の決勝

小西さんが文句無しの独走!トップでチェッカーを受ける

ピットウォークの混雑をちょっと抜け出してEXPRESSを貰いに行こうと階段を上ると
コントロールタワー側のドアが開き誰か出てきたなと思いつつ通り過ぎる
ふと振り返るとそれが小西さんで余りの偶然にお互いにビックリする
優勝おめでとうと握手しながら「まぁ暫定って事でまだちょっと分からないんやけど」
何か問題が有って決勝の結果が保留になっているようだった

その一言が気に成りつつもこの次はケンちゃんの125でのレースデビューだ
もてぎでは予選を通過できず決勝には臨めなかったから少しステップアップした
とは言え最後尾からのスタートだから厳しいレースに成るだろう

「決勝どの辺で観てるの?」フロントロー脇の4段目に4人でいるよ

「無事完走できたらピットに入る時に手を振るね」うん約束だよ

頑張ってねと握手した手はまだ小さくてか細くて愛おしさでいっぱいになる

苦手なスタートで2人抜いて1コーナーを通過しオープニングラップは後ろから2番目で戻ってきた
1コーナーの侵入ではブレーキを遅らせて突っ込んでいくのでハラハラする
そのハラハラしたバトルは中盤まで続いたけれど12周目にパスされる
残り僅かで師匠でも有るチームメイトの菊地選手に周回遅れにされながらも無事完走

レースを終えピットに戻ってきた時ちゃんとこっちに手を振るのを忘れなかった
ってゴメン…おばちゃんはその約束すっかり忘れてたよ(汗)

最下位だなんて事はこれっぽちも気にしていない
今はただ沢山のお客さんの前で走る事が楽しくて仕方がないようだ

JSB1000は激感エリアで観戦
ヤスのマシンにヤスじゃない誰かが乗っても正直全然面白くない
それが例えば大好きな中野真矢選手だって面白くなんか無いだろう
ヤスの代わりなんて誰も居ないんだって事をレースを終えて改めて感じた

その後イベント広場に居るS本君と合流するとキャンギャルオンステージの真っ最中
若い男のコはレース以外にもお楽しみが有って良いなと思いつつ別れる

ピットからガレージに向かう道を一人歩いていると見覚えが有る後ろ姿
やっぱりゴリさんだ、と二人でガレージの方に歩いて行くと携帯が鳴る
ハルクのテントでヤスとお茶飲んでるから来ればと呼ばれるものの
さてどうしたものかと思案しているとレース関係者らしき人と連れ立って歩くヤスとすれ違う
居て良いと言われたって言ってもヤスが居ないのにテントには入りにくいよとゴネていると
案の定絶妙のタイミングで藤井監督が現れ微妙な雰囲気の立ち話が始まる
まぁここで逢えたお陰でゴリさんを紹介できたから良しとしよう

お世話に成ったN森マネージャーやスタッフの皆さんに挨拶をし車で待っていると
小西さんからペナルティーの件を聞かされた柴王から残念な報告を受ける
リザルトは見た目通りのものでは無くなってしまったけれど
小西さんが素晴らしい走りで私達を魅了した事実は誰にも消せない

それぞれの筑波が終った

小西さんとケンちゃんは次のオートポリスに向け始動する
ヤスは復帰に向けての一日一日を大事に過ごして欲しい


*ヤスの笑顔がサーキットに戻ってきた!走りだけじゃなくコニースマイルはサーキット最強!ケンちゃんは…バン○イさん見逃してね*

2008/05/07(水) GW
もともと2年前のGWイベントが発展してコンビニの駐車場で江戸屋を始めた
そんな訳でいつもは週末限定の居酒屋も2日〜5日の4日間営業になった

ここのところ常連さんも増え連日満員で泣く泣くお断りしてしまう事も度々で
ありがたいやら申し訳ないやらで賑わったGWも最終日のお客さんが一段落
溜まりに溜まった疲れをS本君のマッサージで揉み解してもらっているとドアが開いた

振り返った瞬間そこに立っていたのはまぎれも無くヤス

ってヤスはまだ病院のはず?え?いつ退院したの?ってか大丈夫なの?
疑問が渦巻く中まだ退院でなくてGWに外泊許可を得て顔を出したと聞き納得

小、中学校からの友人を二人連れ、傷に触らない程度に少しなら飲めると言うので
S本君が旅行土産に持参した魚介を肴に闘病中しばしの休息を楽しむ事にした
20数年来の友人でも有るI本君は下戸だから今日は運転手付きだと言うのが心強い

ヤスが食事を始めると何となくどこかがいつもと違う
そうか!右手で箸を使っているのをはじめて見た
子供の頃書く事だけ右に矯正しているので気付かない人も居るだろうけど実は左利き
野球も左投げ左打ちならばお箸もピースサインもバイバイも全部左手
でもそれを知らなければ元から右利きであるかのような違和感の無い上手な箸使いに驚く

実はうちの従業員の谷さんも全く同じで左で電卓を入れながら右で筆記してとても器用
だからいつもは左で持つお箸も難なく右に持ち替えられるかと言うと
その辺はそう簡単な話ではないようできっと苦労しているだろうなと言っていたのだ

そんな話をすると「だって4週間特訓したもん」と笑う
自分も利き腕を怪我して暫くの間左手で箸を使った経験があるけれど
外国人が「ぎこちないけど何とか食べられてる」ってあの姿に近いものが有ったよ
ヤスの陰の努力を惜しまない性格はこんな所でも遺憾無く発揮されていると感心した

怪我は順調に回復しているとは言え手の甲もまだ見た目に腫れが見えるし痛みも残る
肩は動かさなければ問題ないようだけれど今は固定している訳ではないので
うっかりして痛む範囲まで動かしてしまうと苦痛に顔をゆがめて辛そうだ

まだ安静にして回復を待つ現状に歯がゆい部分も有るかもしれないし
ただじっとしているだけの状況は精神的には辛いだろうと思うけれど
本当に大変なのは動かせるように成ってからのリハビリなんだろうな
健康体でも制御が大変なモンスターに負けない力を取り戻すためには
どれだけの時間と努力が必要になるのか私には想像もつかない

復帰の予定は鈴鹿300q

助手席に乗り右手でバイバイ、と帰って行ったヤスを見送りながら
頑張って、ではなく無理しないでと心の中で思わずにはいられなかった



*今までと変わらない陽気なヤスが戻ってきた(ように振舞う)*
*照れ屋だから言葉では言わないけれど「もう心配しないで」って言いたかったのかもね*


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