pissのつぶやき
江戸屋日記に成りつつある今日この頃…
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2008/07/30(水) 人生そのもの
年に一度のレースのために人はどれだけの情熱と労力を費やすのだろう
一年の区切りと感じているレース関係者も少なくないほど8耐は特別なレース

藤井氏も熱心に誘ってくれるしヤスや小西さんの応援にも行きたいけれど
今の生活ではなかなかそれが実現できずに残念に思う

藤井氏と知り合った頃、飲むほどに酔うほどに語るのは8耐の事ばかりだった
打倒ワークス、一生勝てないかも知れないけれど勝つためならどんな事だってやって行く
それまでマシン差を補うために試したあらゆる事柄を具体的に話してくれた
素人に説明しても分からないだろうなんて事は一切無く、それこそ熱く語る

「からだ一つで鈴鹿に来い。歴史が変わる瞬間を見せてやる」

そう言って本当に歴史を変えてしまったのが一昨年の夏の事だった

連覇の掛かった去年は直前のライダーの負傷により本来の参戦体制が崩れた
勝つことは叶わなかったが即席ペアでの3位表彰台は上出来だったと素直に喜んだ
逆境にある時ほど今やれる事をきちんとやるだけだとシンプルな気持ちに成れるのかもしれない

この辺は今年のハルクにも言えることなんだろうな

今年も私が知ることが出来る二つのチームそれぞれの準備の様子が伝わってきていた
マシンの優位性を味方に二人のライダー共に調子を上げ優勝候補と謳われたTSR
それとは対照的にハルクには色んな事が起きていて準備万端とは言い難い状況だった

レース前小西さんが話してくれた事柄はそんな色々の一部にしか過ぎない
本当に色んな事があってこんな状況で迎える8耐は初めてだと言葉も重い
レースは何が起こるか分からないという私にそんなに甘いもんじゃないと小西さん
もちろん諦めていたわけでは無いけれど楽観出来ない状況でレースウィークを迎えていた

レースウィークに何が起こったかは私がここで書くまでも無いだろう

終ってみればチームの明暗は逆転していた

レースも人生も筋書き通りに行かないから難しいし、だからこそ面白い

そして気をつけていてもまた同じ轍を踏んでしまう事だって有る
怪我の痛みもリスクも身に染みているヤスがまた新たな試練の中に居る





*応援Tシャツ作成の時にヤスと二人イメージした色が赤・黄・黒で即座に一致したのはメットのカラーリングから*
*そのメットも今回は新しくなって紺とエンジのメタリックがより華やかな印象になった    special thanks ゴリ  *     

2008/07/21(月) DO YOUR BEST
8耐ウィーク突入だと言うのに突然小西さんが来店
こんな時期に宇都宮に居るはず無い人が突然現れたものだからそりゃ驚く
聞けば明日茂木で一仕事してからその足で直接鈴鹿に入るそうだ
慌しい移動の途中僅かな時間でも顔を出してくれる所がいかにも小西さんらしい

8耐に関して今年は充分準備が整ったとは言い難い状況で臨むことになるし
ヤスのキャリアの中でも今年ほど努力して挑む8耐は無いだろうと語る
それでもモチベーションは高く気持ちの面では全く心配ないと話してくれた
とは言え一発のタイムは小西さんより速いそうなのだからやっぱりヤスはすごいライダーだ

走るのはとっても速いヤスも普段はちょっとだけのんびり屋の所も…
先週ツナギ用のワッペンを作ってと連絡が来たけれど8耐に間に合わず今回は断念
でもきっとそれ所じゃなかったし気を利かせて言われる前に作っておけば良かったと反省

さて本題に戻って…

今年ハルクは決勝レースを3人のライダーで走行する事になりそう
予定では小西さんが半分、ヤスと第3ライダーの巧君が残りの半分を走るそうだ

テストに合流した1000t初乗りの巧君のタイムが13秒台
翌週16日には11秒台と非凡な所を見せたけれどその後の転倒で慎重に成ってしまった様子
体調的にロングランはまだ厳しい状態のヤスがどこまで走れるかがポイントになりそうです

そして今年ホンダワークスのマシンはHRC2台とTSR、桜井ホンダの4台
ハルクは全日本を駆るキット車を耐久仕様にして挑む事に成る

「ワークスマシンとの差は少しだけれどその少しが大きな差になるのが8耐」

何年も前に藤井氏が語った言葉そのままが小西さんの口から漏れる
どんなマシンに乗っていても何が起こるか分からないのがレース
とは言え何かがそう簡単に起こるほど甘くないのも分かっている
気負う事無く今自分達に出来る事のベストを尽くしてチェッカーを受ける
答えはその時に明らかになる

車に乗り込む寸前差し伸べた手に応援の気持ちを託す
「これはヤスの分」もう一度握った手に力を込める
リハビリのため宇都宮を離れて暮らすヤスにも応援が届くと良いな


*去年のナイトセッションでタイムが落ちなかったのはさすが!小西さんが今年も夜間を走行する予定*

2008/07/14(月) 鈴鹿の夏
何気なくケーブルガイドを見ていたら鈴鹿300qの放送が有るのを発見
去年無かったので油断してたけど気付いたのが放送の前日とタイミング的には絶妙
もう随分と前の事に思えるし、もちろん結果も分かってるんだけど
8耐の前にやっぱり観ておきたいとチャンネルを合わせる

予選10位までのチームのライダーの走行シーンが矢継ぎ早に流れる
ほんの数秒だけれどヤスの走りも久しぶりに観る事が出来た
インタビューでの表情はいつになく柔らかで何となくホッとする
楽しんで乗れていると言うヤスの話を目を細めて聞いている小西さんも印象的だった
ヤスがコースに戻ってくるのを誰よりも待っていたのはきっと小西さんだろう
とは言え決勝をキャンセルするくらいだから体調は厳しかったはずだ


6月〜7月と毎週のテストの様子はいつものように藤井氏が知らせてくれた
伊藤選手が7秒台でトップタイムを叩き出した日はコースレコードの文字が躍っていた
その伊藤選手もホンダの壮行会で今年が最後の8耐になると公表したそうだ
そういうことに成ると非公式には聞いていたけれど人の気持ちは時として移ろうものだし
この所の好調振りにかすかな期待を抱いていたけれど気持ちは固まったのだと残念に思う

ハルクプロに関しては苦労しているらしい様子が伝わって来ていた
キャラクターの異なる二人はそれぞれがお互いを高め合う力を秘めているように感じる
精神的な部分での信頼関係というのもそれを増幅させる大きい要素になっているだろう
順風満帆な時は勿論の事、逆境に有るときこそそれが強みになると信じている
そんな二人だから不思議と心配な気持ちにならずに居られるのかもしれない

与えられた時間は皆平等に過ぎ今週が最後のテストになる


鈴鹿の夏はもうそこまで来ている




(鈴鹿300q予選          photo by ゴリさん )            


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