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2009/09/05(土)
応援の形
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全日本の後半戦が菅生でスタートしST600では小西さんが接戦を制して今季初優勝した その菅生でトリックスターが次戦岡山より参戦を休止する事になったとの残念なニュースも流れた かねてより資金繰りの厳しさを各方面に訴え、活動継続の為スポンサーの獲得に奔走していたけれど レース、特にJSB1000ともなればその費用は容易く用意出来る額ではないもの事実で 新たな協力者を探すにもこの不況下ではレースに理解を示してくれる企業でもなかなか難しいと思う
実際、私の周りの自動車業界(バイクも含む)関係者でこの一年生活に変化が無かった人の方が少ないくらいだ 営業所が閉鎖になり転勤になったり、人員削減で解雇になったり、減給も解雇よりマシと皆自分に言い聞かせてる 今年の春に鈴鹿2×4で冠スポンサーを務めたホンダ系の企業に勤めるガミちゃんがぼやいていた 「俺たちの給料は3割も減額されてるのに会社はレースにいくらつぎ込んでるんだか…やってられない」 自分自身もてきでレース参戦経験のあるガミちゃんでさえ恨み言の一つも言わなきゃやりきれないのが現状なのだ
そんな折、藤井氏から10月のもてきで秋吉選手を走らせる事になったとメールが届たのが昨日の夜 チーム名称は「FCC TSR HONDA」例年なら当たり前に付いていた頭の3文字が大きな意味を持つ 事あるごとに「たとえ最後の一台になっても俺はレースを辞めない」そう熱く語る藤井氏の情熱が 押し寄せる不況の波に今年サポートの縮小を余儀なくされていたFCCを動かす結果になったのかも知れない いずれにしても参戦決定まで大変な苦労が有っただろうと思うといつも以上に応援にも力が入りそうだ
とここまで書いた所でトリックスターに個人スポンサー等で数多くの救いの手が差し伸べられ 岡山参戦を前提にテストに参加すると嬉しい一報が入り日本のレース界もまだまだ捨てたモンじゃない
そう言えばヤスや小西さんが掛かってきた電話の相手に「今スポンサーさんの所にいる」と言う事が何度か有った まぁ時と場合で知人だったり友人だったり呼び方は色々で、そう表現するのが説明し易い相手だったのかも知れない そうは言っても二人ともレーシングギアに我々のステッカーやワッペンを貼る事で対価を得ている訳ではないのだ 好意に甘えつつもそうやって気持ちを形にしてくれた二人にはやはり気持ちで応えるしかないと思っている
先週の初めもてぎで撮影の仕事をしていた小西さんはそのまま菅生へ移動するには早すぎて 予定の無い一日をここで過ごし翌日チームに合流するスケジュールでやってきた 昼間はランニングをしたり映画を観たりとのんびりして夜はお酒抜きの食事にマッサージで早めに就寝 サーキット入りの朝は前日とは違った空気をまとい完全にスイッチが切り替わっていたのはさすが 今回も応援には行けないけれど「頑張って」と力強く握手をしてサーキットへと送り出した
今までもこれからも自分に出来るのはこの程度の事だろうけれど ここに家がある事がレース活動の助けになるのならばスポンサーの解釈も広がりを持つ とまぁ硬いことは抜きにしてその昔「開いてて良かった」がキャッチコピーだったうちのコンビニ同様 いつでも便利に使ってくれたらそれで良いと思う次第です
*新たにオープンした江戸屋には「行けば呑みたくなるから」と今回はパス…お祝いに超レアなお酒をありがとうございました*
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