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2004/10/10(日) 追悼 エルマー・バーンスタイン&ジェリー・ゴールドスミス
米映画音楽界を代表する、ふたりの偉大な作曲家が相次いで亡くなったことを寡聞にして知らなかった。
遅まきながら追悼の意味を込めて、紹介させていただきます。

エルマー・バーンスタインは1922年ニューヨーク、ブルックリン生まれ。8月18日、82歳で逝去。
セシル・B・デミルの有名な『十戒』(1956)を初めとして、『荒野の七人』(60)、『アラバマ物語』(62)、『大脱走』(63)などの名作の音楽監督を務め、1966年の『モダン・ミリー』でオスカーを射止めた。
80年代はジョン・ランディス監督の『狼男アメリカン』(81)や、『大逆転』(83)、サタデーナイト繋がりの『ゴーストバスターズ』(84)などの娯楽大作でも活躍した。
最近では『ギャング・オヴ・ニューヨーク』(2001)で、健在振りをアピールしていた。

ぼくにとっては口笛を大胆にフューチャーした『大脱走』のテーマが忘れられない。
「♪ソドッ、ソミーレドラ、レッレードシードシラソミ♪」
小学校の運動会で演奏するために、毎日友人と一緒にリコーダを吹きながら帰ったのが懐かしい思い出である。

ジェリー・ゴールドスミスは1929年ロサンジェルス生まれ。7月21日に癌のため亡くなった。75歳。
60年代に『電撃フリントGO!GO!作戦』、『砲艦サンパブロ』(いずれも1966)などで名声を確立し、『猿の惑星』(68)、『パピヨン』(73)、『チャイナタウン』(74)などの名作を担当、76年の『オーメン』でアカデミー賞を受賞した。
その後も『エイリアン』(79)、『ポルターガイスト』(82)、『ランボー』(82)、『氷の微笑』(92)など、人気作を手がけた。
近年では97年の『エアフォース・ワン』、『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』(99)、『トータル・フィアーズ』、『エデンより彼方に』(いずれも2002)などを担当している。

ぼくにとって、ジェリー・ゴールドスミスといえば『エイリアン』だ。
冒頭のタイトル・ロールから、何も起きない最初の30分に彼の音楽の果たした役割は限りなく大きい。
『ポルターガイスト』でも繊細な音楽が、逆に映画の怖さを引き立てた。

偉大な音楽家を相次いで失ったことはほんとうに残念なことだ。
こころから冥福をお祈りいたします。


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