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2004/10/26(火)
音楽による癒しのすすめ
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先日ぼくの職場で精神衛生セミナーなるものが開かれ、産業衛生診療所というところから保健師の先生がお見えになって、「音楽による癒しのすすめ」というテーマで1時間半ぐらいの講演があった。
添付資料として、こういう曲を聴くと癒しになりますよ、というファイルがあって、そのなかの何曲かは実際に聞かせていただいた。
すべて書くと著作権法に触れるかもしれない(笑)ので一部だけ紹介するけれど、たとえばこんなふうだ。
高血圧を鎮める マスネ 「タイスの瞑想曲」 モーツァルト 「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」 ストレスから胃腸を守る メンデルスゾーン 「ヴァイオリン協奏曲」 シューベルト 「セレナード」 悲しみから脱する アルビノーニ 「アダージョ」 不安を和らげる モーツァルト 「交響曲第41番 ジュピター」 バッハ 「ブランデンブルグ協奏曲 第1番」
どうです、すごいベタな選曲でしょう? (保健師の先生、ごめんなさい!)
これでCDの販売がついてたら○○レコード・ファミリー・クラブみたいじゃん。
ジャズもあって、ビル・エヴァンズの「ワルツ・フォー・デビー」とか、「チェット・ベイカー・シングス」とか……。
曲を聴いていて思ったのだが、やっぱり好きな曲じゃないと癒しにはなりませんね。 リラックスする、というテーマで「G線上のアリア」を聞いたのだが、ピアノのオブリがついてヴァイオリン・ソナタみたいになっているやつだった。 ふだん聞いているのは管弦楽をバックにしたものなので、 「うわぁ〜、気持ち悪〜。だいたいバッハのころってまだピアノ出来たばっかで、使ってねーだろ!」とか思いながら聞いたので、ちっともリラックスできなかった(笑)。
やっぱキース・ムーンがぶっ倒れるまでドラムを叩きのめし、一瞬の静寂の中からジミー・ペイジがペンタ一発のソロを決め、ジョンが「 I'm going insane. You know I'd give you everything I've got for a little peace of mind !」と吼える、そういうなかに癒しがあるんだよなあ。 でしょ?
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