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2004/12/31(金) ご挨拶
いよいよ2004年も余すところ今日一日となってしまいました。

ぼくは今から年老いた母が独り暮らす倉敷に帰省してまいります。

今年一年を振り返ってみると、度重なる台風や新潟中越大地震、先日のスマトラ沖大地震などの天災、そして米英軍を中心としたイラク侵攻や、ロシア南部・北オセチア共和国での学校テロなど、胸の痛むことの多かった1年でした。

考えてみれば母は今から81年前の1923年、東京の世田谷で生まれ、生後4か月で関東大震災を体験しました。22の時には東京大空襲も経験しています。
けれどもお陰さまで81歳の今日まで、無病息災とはいきませんが、なんとか元気に過ごしているようです。
今年1年災いの多かった方々もどうかお元気で新しい年をお迎えになるよう願ってやみません。

最後になりましたが、今年の2月の終わりにサイトを立ち上げて以来、50,000を超えるアクセスをいただきました。
本来ならば当サイトにお越しくださった一人ひとりの皆様にご挨拶すべきところ、申し訳ありませんが本ページをもちましてお礼のことばに代えさせていただきます。
ありがとうございました。

来年も、今まで以上にコンテンツを充実させるべく精進してまいりたいと思います。
これからも「MUSIC & MOVIES」をよろしくお願いいたします。

ちょっと堅苦しくなってしまいました。とにかくそういうことで(笑)、みなさまよいお年を!

2004/12/29(水) ヴァン・ヘルシング
その昔、クリストファー・リーがドラキュラ伯爵を演じるときに、いつもピーター・カッシングが演じていたヘルシング教授を主役にした映画だが、ゴシック・ホラー的な趣きはほとんどなくなっている。
主演はヒュー・ジャックマン。監督がハムナプトラ・シリーズのスティーヴン・ソマーズなので期待していたが、残念ながら個人的にはそれほど楽しめなかった。
とにかく展開はスピーディーなのだが、あっという間にエンディングまで行ってしまうジェット・コースター・ムーヴィーかというとそうでもない。展開が速すぎて消化不良のまま次のエピソードに移っていく感じなのだ(もう歳なので、ぼくがついていけないだけかもしれないけれど……笑)。
もう少し緩急をとりまぜた演出で、ヘルシングに感情移入できるような余地を作ってほしかった。

登場人物も吸血鬼、狼男、フランケンシュタイン博士とその怪物、ジーキル博士とハイド氏など、あまりにも『リーグ・オヴ・レジェンド』とかぶり過ぎのうえ、それらが「リーグ」になるのではなく、個々のエピソードとして描かれるので、内容的にも底の浅いもので終わってしまった感がある。
007、インディー・ジョーンズ、エイリアンなどのパロディーも、にやりとするというよりは苦笑してしまうほかなく、今回はソマーズのひとりよがりになってしまったと思う。

カメラは美しいが、CGの出来はイマイチで、胸ときめかすようなシーンにはついにお目にかからなかった。

2004年 ユニヴァーサル 132分
DVD ヴィスタ・サイズ(スクィーズ)
画質=★★★★☆ (最高は★5つ、☆はおまけ)
字幕の大きさ=中

2004/12/28(火) スパイダーマン 2
やはりサム・ライミはうまい。83年に『死霊のはらわた』を見たときから彼のファンなのだが、
94年の『フリント・ストーン』でも拍手喝采したし、近年でも『ギフト』、『スパイダーマン』シリーズと、ハズレがない。

それにしてもバットマンといい、デアデビルといい、エックスメンといい、アメコミのヒーローってどうしてこんなに暗いんですかね。
スパイダーマンも、スパイダーマンであるがゆえに親友を失い、恋人を失い、スパイダーマンであり続けることに悩み苦しむ。
それが原因で蜘蛛の糸も出なくなって高層ビルから墜落して腰を強打してしまうなんてことが度重なるのだ。情けない。



ついにある日彼はスパイダーマンであることをやめ、ひとりの青年ピーターに戻る。
そこで流れるBGMが「雨にぬれても」。笑いましたね。
ジョージ・ロイ・ヒルの名作『明日に向って撃て』で、ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドがつかの間の平安の日々を送るシーンで流れる名曲が、ピーターの心境をよく表す。
でも、音楽監督のダニー・エルフマンさん、最後のヴォーカルでフェイド・アウトしてエンディングをカットしちゃいけませんよ。
あのエンディング、いかにもバート・バカラックの作風を象徴するダブル・テンポのブラスが、哀愁を倍増させるのだから。

それにしても、どう考えても悲劇になるしかない『スパイダーマン3』、いったいどんな結末が待っていることやら……。


2004年 コロンビア・ピクチャーズ 127分
DVD シネマスコープ・サイズ(スクィーズ)
画質=★★★★ (最高は★5つ、☆はおまけ)
字幕の大きさ=小

2004/12/27(月) ライヴ!
演奏してきた。

いや〜、やっぱりたった1回の練習ではダメですね(笑)。
1曲増えて計4曲やったのだが、それぞれ満足のいく出来とはならなかった。
(ちなみに増えたのは「涙そうそう」……ゼップからビギンまで、すごい振幅だあ。)
たとえば「スカボロー・フェア」なんか寝ててもできるはずなのに、やっぱりテンパってたせいか、途中でちょっと引っかかってしまった。
もっと練習しなくっちゃ。

ライヴのようすはこんな感じ。
でも、ここにはぼくは写ってない。
デジカメを持っていったのに、ぼくが演奏するときに写してくれるよう頼むのを忘れてしまったのだ(笑)。
この画像は、いっしょに出演したメインのバンドである。
許可なく掲載してます……怒られるかも(笑)。
来年はきちんと練習して、恥ずかしくないステージにしようっと!

2004/12/25(土) ターミナル
これはお薦めです。じつによく出来たお伽噺。スピルバーグもうまくなったなあ(すみません、偉そうで)。

ニューヨークに来る途中の飛行機の中で、祖国クラコウジアに軍事クーデターが起こり、パスポートが無効になってしまったヴィクター(トム・ハンクス)。彼は入国することも帰国することも叶わぬまま、J.F.ケネディー空港で足止めを喰らってしまい、アメリカの土を踏むことを夢見ながら、改装中の67番ゲートに住み着いてしまう。
そこで、空港警備局の役人たちや空港で働く名もなき人々、そして不倫に苦しみながらもそれを続けることしかできないフライト・アテンダントのアメリア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)との交流が始まる。彼が大事そうに持っているピーナッツ缶を見て、「その中には何が入ってるんだ?」と尋ねられたとき彼は答える、「ジャズさ」……。

ヴィクターの存在を邪魔に思う空港警備局の主任から、それとなく空港を出て行く方便を示唆されても、間違ったことができずに一歩を踏み出すことができない。そんな誠実なヴィクターには、ジャズの本場ニューヨークにいったいどんな用があったのか。その謎を核にしながら、映画はヴィクターが空港を出られないまま次第にそこを生活の場にしていくようすをコミカルに描いている。

国際線のターミナルって、なんとなく「異国=未知の世界へのゲート」という趣きがありますよね。もしそこに住んでいる人がいたとしたら、その人は何を感じ何を夢見て生きているのか。そんなところからこの物語は始まったような気がする。
どう見ても典型的なアメリカ人にしか見えないようなトム・ハンクスが、英語も喋れない異邦人を見事に演じている。

オフィシャル・サイトはこちら。

2004年 ドリーム・ワークス 
128分 シネマスコープ・サイズ

2004/12/24(金) ひさびさのライヴ
突然のことなのだが、26日にライヴで3曲ほど演奏することになり、今日最初で最後の練習に参加してきた。
キャパが50人ぐらいの小さなハコなのだが、お金を取ってお客さんの前で演奏するというのは初めてなので、少々テンパっているところだ(笑)。

何しろ今年はサイトを立ち上げたもので、ほとんどギターに触っていない。
たしか3月ごろミニミニ・ライヴをしたと思うのだが、それ以来パソコンの前には座っても、ギターを抱えることはめったになく、左の指もやわやわになってしまった。

ぼくらのバンドも、とにかくメンバーが忙しい人ばかりで、ぼくはすでに仕事のピークは過ぎてそんなに忙しくはない(だから、データ・ベースのグレード・アップなんて大それたことも考えてしまう)のだが、キーボード担当なんか管理職になってしまったので、ほんとにスケジュールを合わせるだけでも大変だ。
ということで最初で最後の練習になってしまったのだが、いやあ〜、やっぱりバンドって楽しいですね。
「来年はなんとか定期的に練習もしたいね」と盛り上がってしまった。

セット・リストだが、ゼッペリンの「That's the Way」、ブレッドの「イフ」、S&Gの「スカボロー・フェア」と相変わらずバラバラ(笑)。
聞くほうもとまどうかもしれないけれど、うまくいったらお慰みだ。
ともあれ頑張ろう!

2004/12/23(木) データ・ベース活用のための基礎知識
当サイトの常連のみなさまはご存知のことばかりなのですが、「Yellow Parlophone Data Base」活用のための基礎講座のようなものを作ってみました。

じつは今、データ・ベースをレーベルの画像入りのものにグレード・アップしようと思って作成中なのですが、その前に「これからイエロー・パーロフォンを集めてみよう」と思ってる方々のために、基礎知識をまとめておいたほうがいいと思ったのです。

それで、常連のみなさまにお願いなんですが、一度見ていただいて、間違いや誤解を招きそうな表現、わかりにくいところ等がないか、ご意見をいただけないでしょうか。
「Yellow Parlophone Data Base」のページ、右上にリンクがありますので、そこから覗いてみてください。

あ、それと、どなたか『with』の1N-ラウド・カットで、「マネー」の出版社が「Dominion」に変更になったレーベルの写真をお貸し願えないでしょうか?

相変わらずのわがまま管理人で、いろいろ申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

2004/12/11(土) ロックのアルバム500枚
先日米『Rolling Stone』誌のロックの名曲500を紹介したが、じつはこれには続編があってロックの名盤・アルバム500枚というのがあったのだ。
最新号の『SIGHT』(ロッキン・オン社)がその上位100枚を特集しているので、ここで紹介しておこう。


第 1位 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』 ザ・ビートルズ
第 2位 『ペット・サウンズ』 ザ・ビーチ・ボーイズ
第 3位 『リヴォルヴァー』 ザ・ビートルズ
第 4位 『追憶のハイウェイ61』 ボブ・ディラン
第 5位 『ラバー・ソウル』 ザ・ビートルズ
第 6位 『ホワッツ・ゴーイング・オン』 マーヴィン・ゲイ
第 7位 『メイン・ストリートのならず者』 ザ・ローリング・ストーンズ
第 8位 『ロンドン・コーリング』 ザ・クラッシュ
第 9位 『ブロンド・オン・ブロンド』 ボブ・ディラン
第10位 『ホワイト・アルバム』 ザ・ビートルズ

う〜ん、『サージェント』が1位というのは、ぼくとしてはとっても嬉しいのだけれど(「BEATLESのアナログ盤」のページに書いているように、最近の『サージェント』に対する評価の下落には納得できない部分が多い)、『Rolling Stone』誌にしてはひねりがなさすぎて拍子抜けの部分もある(笑)。
そして『ペット・サウンズ』が堂々の第2位というのはすごいですね。『SMiLE』のセルフ・カヴァーを出して意気軒昂たる感のあるブライアン・ウィルソンも、昔からのビーチ・ボーイズ・ファンもさぞかし溜飲を下げていることだろう。

それにしても500枚の上位10枚にビートルズが4枚!もちろん嬉しいのだけれど、複雑な思いもあるなあ。
ビートルズはこれ以外にも、14位に『アビイ・ロード』、39位に『プリーズ・プリーズ・ミー』、59位にUS編集の『ミート・ザ・ビートルズ!』、86位に『レット・イット・ビー』が入っている。どちらかというと中期から後期が評価が高く、初期は低い。
ソロでは『ジョン魂』が22位、『イマジン』が76位で、ポールもジョージもBEST100には顔を出さない。

概してアメリカのミュージシャンは適切に評価されているのに対し、イギリスのミュージシャンの評価が低いのが気になる。
たとえば、ディランは上記2枚のほかに16位に『血の轍』、31位に『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』、97位に『フリー・ホイーリン』、ジミ・ヘンドリクスも15位に『アー・ユー・エクスペリエンスト?』、54位に『エレクトリック・レディ・ランド』、82位に『アクシス:ボールド・アズ・ラヴ』と至極順当である。

ところが、たとえばレッド・ゼッペリン。
『Rolling Stone』誌は、デビューしたときから徹底的にゼップを無視したから評価が低いのは当たり前だが、『I』が29位、『U』は75位、『IV』が66位で、『フィジカル・グラフィティ』が70位というのはあまりにも過小評価だねえ。
ザ・フーは28位に『フーズ・ネクスト』、96位に『トミー』で、ベスト100には2枚だけ。
ストーンズもおおむね低い。32位に『レット・イット・ブリード』、57位に『ベガーズ・バンケット』、63位に『スティッキー・フィンガーズ』で100位以内には4枚。
そしてなにより納得できないのはエリック・クラプトンだ。クリームの『素晴らしき世界』も『ディズラエリ・ギアーズ(カラフル・クリーム)』も、デレク&ザ・ドミノズの『レイラ』も、とにかく100位以内には1枚も入っていない。どういうこと?

それに対して(別に恨みがあるわけじゃないが)、マイケル・ジャクソンは20位(!)に『スリラー』、68位に『オフ・ザ・ウォール』というのは評価が高すぎないか?
マイルズ・デイヴィスの『カインド・オヴ・ブルー』が12位に入っていて、これはジャズのアルバムとしては1位になってもおかしくない大名盤だと思うけど、ロックなアルバムか?

……とまあ、いろいろツッコみたくもなりますねえ。

2004/12/09(木) ニューヨーク・ブリザード・ブルーズ
12月8日はジョンの命日だ。
早いもので今年で24年目、もう四半世紀にもなる……。

1980年の12月8日は今年とは比べものにならないくらい寒い冬で、ぼくが働いている職場でもストーヴががんがん燃えていた。
外から帰ってきてかじかんだ手を温めていると、だれかが「ジョン・レノンが死んだらしい」とぼくに教えてくれた。

そのころはもっぱらジャズを聴いていて、ジョンの熱心なファンではなかったけれど、「スターティング・オーヴァー」というシングルを録音し、久しぶりに音楽活動を再開するという話は耳にしていたから、信じられない思いとやりきれなさで体中の力が抜けていくような気がしたのを覚えている。

それからしばらくしてぼくは「ニューヨーク・ブリザード・ブルーズ」という詩を書いた。
さっきから探しているのだけれど、その詩が見つからない。
出てきたらこのページに載せようかな。
ちょっと恥ずかしいけれど。

2004/12/07(火) ニューオリンズ・トライアル
タイトル・ロールを見て驚いた。
ジョン・キューザック
ジーン・ハックマン
ダスティン・ホフマン……

ぼくのなかでは完全に逆だ。ジョン・キューザックもビッグ・スターになったんだなあ。
メイキングを見ると、ジーン・ハックマンとダスティン・ホフマンは以前共同生活をしていたらしい。でも共演するのは初めてだそうだ。

原作は裁判ものではおなじみのジョン・グリシャム。
今回のお話は陪審員をコントロールして評決を優位に導く陪審コンサルタントに主題を持ってきた。
日本でも裁判員制度が始まろうとしているが、アメリカでは陪審コンサルタントによって裁判の行方がコントロールされる実態があるそうで、その存在がクローズアップされたのはO.J.シンプソンの裁判らしい。

ある朝突然、勤め先で射殺された証券マンの訴訟を舞台に、銃器製造会社の潤沢な資金をバックに裁判で無罪を勝ち取ろうとする陪審コンサルタントにハックマン、妻の依頼を受けて銃の製造会社に社会的制裁を加えようとする正義感にあふれる弁護士にホフマン、陪審員のひとりにキューザック、そしてハックマン、ホフマン両方に評決を売ろうとする謎の女性にレイチェル・ワイズ。

脚本は少し甘めのところもあるけれど、2時間を超える長丁場を飽きさせずに引っ張ってゆく。
裁判のオフタイムにトイレで"対決"するハックマンとホフマンの演技が見ものだ。


ハムナプトラ・シリーズで初めて見たときにはファニー・フェイスに思えたレイチェル・ワイズが、だんだん美人に見えてくるのは慣れたから?(笑)

2003年 20世紀FOX 127分
DVD シネマスコープ・サイズ(スクィーズ)
画質=★★★★(最高は★5つ、☆はおまけ)
字幕の大きさ=中 


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