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2004/12/25(土) ターミナル
これはお薦めです。じつによく出来たお伽噺。スピルバーグもうまくなったなあ(すみません、偉そうで)。

ニューヨークに来る途中の飛行機の中で、祖国クラコウジアに軍事クーデターが起こり、パスポートが無効になってしまったヴィクター(トム・ハンクス)。彼は入国することも帰国することも叶わぬまま、J.F.ケネディー空港で足止めを喰らってしまい、アメリカの土を踏むことを夢見ながら、改装中の67番ゲートに住み着いてしまう。
そこで、空港警備局の役人たちや空港で働く名もなき人々、そして不倫に苦しみながらもそれを続けることしかできないフライト・アテンダントのアメリア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)との交流が始まる。彼が大事そうに持っているピーナッツ缶を見て、「その中には何が入ってるんだ?」と尋ねられたとき彼は答える、「ジャズさ」……。

ヴィクターの存在を邪魔に思う空港警備局の主任から、それとなく空港を出て行く方便を示唆されても、間違ったことができずに一歩を踏み出すことができない。そんな誠実なヴィクターには、ジャズの本場ニューヨークにいったいどんな用があったのか。その謎を核にしながら、映画はヴィクターが空港を出られないまま次第にそこを生活の場にしていくようすをコミカルに描いている。

国際線のターミナルって、なんとなく「異国=未知の世界へのゲート」という趣きがありますよね。もしそこに住んでいる人がいたとしたら、その人は何を感じ何を夢見て生きているのか。そんなところからこの物語は始まったような気がする。
どう見ても典型的なアメリカ人にしか見えないようなトム・ハンクスが、英語も喋れない異邦人を見事に演じている。

オフィシャル・サイトはこちら。

2004年 ドリーム・ワークス 
128分 シネマスコープ・サイズ


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