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2004/03/06(土) 『プレッジ』
DVDで『プレッジ』を見た。
劇場公開されたときに、ジャック・ニコルスンが退職した刑事を演じるというので、ちょっと気にはなったのだが、そのまま見過ごしていた作品だ。
ところが、タイトル・ロールを見て驚いた(例によって、パッケージなどを見ないで借りたもので)。
主演のニコルスンを初めとして、共演陣が豪華なのだ。スティーヴン・ソダバーグの『トラフィック』でオスカーを受賞したベネチオ・デル・トロ(今回もノミネートされてましたね)、ロビン・ライト・ペンに才人サム・シェパード、懐かしいミッキー・ロークにヴァネッサ・レッドグレーヴ…。
ずいぶん金のかかったキャスティングだなあと思っていたら、制作と監督はショーン・ペン。あ、それでロビン・ライトか。
いやがうえにも期待は高まります。
ニコルスンが定年退職を迎えるその日に、小学校2年生の女の子が強姦され喉を掻き切られて殺害されるというむごたらしい事件が起こる。
ひょんなことから、両親に少女の死を告げる役目を負ったニコルスンは、犯人を捕まえることを神に誓わされてしまう。
容疑者はすぐに捕まるのだが、直観的に犯人は別にいると感じたニコルスンは、退職した後執念の捜査を続けて真犯人に迫っていく…。
と書くと、今流行のサイコ・サスペンスみたいだが、そこはペン監督、映画は終わり近くになって意外な方向にステアリングを切り始める。
ニコルスンと一緒に犯人捜しをしていたわれわれ観客は、最後にまるで乗っていたタクシーから突き落とされるようにエンディングに至る。
もちろん、あのエンディングがいいんだという方もいらっしゃるでしょう。あれでこそ、ショーン・ペンだと。
でもぼくは、なにか素材を間違えたような気がしてならない。
あのむごたらしい少女の惨殺死体の写真。テーマに迫るため。わからないでもないんだけど…。
どちらかというと、同じくニコルスンが定年退職を迎える初老の男を演じる『アバウト・シュミット』の方が好きかなあ。

わずか15分程度の出番しかないベネチオ・デル・トロが、知的障害のあるネイティヴ・アメリカンを演じて圧倒的な存在感を示す。


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