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2004/05/04(火)
エリック・カール 絵本の世界
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『はらぺこあおむし』で有名なエリック・カールの作品展を下関美術館に見に行った。
エリック・カールの絵本はこどもたちも大好きだが、実はぼく自身が書店で『はらぺこあおむし』を見てすごく気に入って、上の息子のために買ったのが最初だった。 そのときは色の美しさと、仕掛けが気に入ったのだったが、同じ作者の絵本では『だんまりこおろぎ』なんかも最後のページをめくるとこおろぎの鳴き声が聞こえてきたり、どちらかというと仕掛けの楽しさのほうが気に入っていた。
ところが今日の作品展を見てやはり色の美しさに圧倒されてしまったのだった。 ぼくは知らなかったのだが、エリック・カールの作品はほとんどがアクリル絵の具を塗ったティッシュ・ペーパーをボードに貼り付けるコラージュ(というか貼り絵)の手法によって作られている。そのティッシュ・ペーパーの独特の質感とコラージュの切り取り方の鮮やかさが、彼の作品の美しさを際立てているということがよくわかってとても楽しかった。
『たんじょうびのふしぎなてがみ』や『巨人にきをつけろ!』のわくわくするようなスリルや、『ぱぱ、お月さまとって!』の幻想的な美しさも、彼の色使いの美しさによっていっそう素晴らしい作品になっていると思った。
北九州・山口地方はかなり激しい雨だったが、会場はこども連れで大盛況だった。
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