|
2004/06/24(木)
バッドボーイズ 2 バッド
|
|
|
史上最悪の映画である。 なにが最悪か? すべてと言っておこう。
実は10年近く前のことになるが、前作『バッドボーイズ』を内容もよく知らないままLDで買って、それがけっこう面白かったのだ。そのころはウィル・スミスもマーティン・ローレンスも、そして麗しのティア・レオーニも、まだ日本ではほとんど無名だった。 そしてマイケル・ベイは処女監督作だったのだ。
満を持しての第2作ということでけっこう期待して見た。 史上最悪の映画である。 なにが最悪か? すべてと言っておこう。
まずギャグがまったく笑えない。 カーチェイスも『マトリックス・リローデッド』のような斬新なカメラ・ワークがない。CGで車がボンボン突っ込んでくるだけ。 アクション・シーンではとにかく敵が死ぬ。いいんです、敵はキューバ人なんだから。 そう言ってるような映画である。
具体的に記そう。 敵はキューバ人である。コカインだかヘロインだかをマイアミで売りさばいて、カストロに献金している。 ま、いいことにしよう、ハリウッド映画なんだから。 そのドラッグと売上金を運ぶのに遺体を利用しているのである。 亡くなった人の内臓を取り出して、そこにドラッグを詰め、棺に金を隠して運ぶ。 そしてそれが「頭いい!」という話になるのだ。
で、当然のことながら霊安車を追跡してカーチェイスが始まる。 急ブレーキや急旋回のたびに遺体は霊安車から道路にバラ撒かれる。 それを主人公たちの乗った車が轢き殺し、 「いや、もともと死んでるんだからいいや」という話になるのである。 そしてまたまた『ハンニバル』のパロディである。
制作:ジェリー・ブラッカイマー 監督:マイケル・ベイ 脚本:ロン・シェルトン
あえてこの3人の名をここに記しておく。
2003年 150分ぐらい(長かった!) DVD シネマスコープ・サイズ(スクイーズ) 画質 怒りのあまり忘れた! 字幕の大きさ=怒りのあまり忘れた!
|
|
|