|
2004/07/13(火)
「博多音盤掘り出し市」
|
|
|
博多の町はいま、山笠一色。 昨日は「流れがき」といって、かき山が町内を走り回る日でした。 これがクライマックスの7月15日の「追い山」まで続きます。 博多の祇園山笠は飾ってあるだけで動かない「飾り山」と走り回る「かき山」と二種類のお神輿があって、昨日はその「かき山」が走る最初の日だったんですね。 ぼくがいつも家族と行くのは博多ではなく福岡・天神なので、昨日はまだ静かでしたが、天神のショッピング・タウンのど真ん中にも飾り山があったりして、山笠の雰囲気は十分でした。
さて、「博多音盤掘り出し市」の話。 結局リアル・タイムでは2枚のアルバムしか買わなかったビートルズのアナログ盤を、本格的にコレクションしようと思い立ったのが今から8年前の夏。この「博多音盤掘り出し市」で、2枚のLPを買ったのが最初でした。 だからぼくは山笠の季節になると「あ、博多音盤掘り出し市に行かなくちゃ」と思うんですね(笑)。
9年めともなると欲しいものはだいたい揃っていて、そうそう掘り出し物にぶつかることはありません。 初来日記念と銘打ってTHE WHOの『マイ・ジェネ』初回オリジナル・モノラル盤がありましたが、¥38,800。さすがに手が出ませんでした。
結局今回も買いそびれていた紙ジャケCDを4枚、中古で手に入れただけで、アナログ盤の収穫は1枚だけでした。それがこのイギリスDECCAのストーンズのEP盤です。
UKリリースは64年1月17日。デビュー・シングル「彼氏になりたい」に続くリリースで、オリジナルは1曲もなく、チャック・ベリーやリーバー=ストーラーというロック・アーティストや職業作家の作品4曲のカップリングですが、オリジナル・アルバムには含まれておらず、貴重なものです。 表はラミネート・コーティングが施され、裏は上下に折り返しのあるフリップ・バック。 レーベルはオープン・デッカと呼ばれるタイプのものです。
ちなみにこの4曲ぼくは国内盤のEPで聴いていました。リリースは68年で、買ったのも同じ年。 ジャケットはコーティングのないフリップ・バックで、朝妻一郎さんの解説つき。 レーベルは「ロンドン」で33回転です。 このEPに収められている「マネー」をビートルズの同曲と比較して、ストーンズのほうがかっこいいとか、いやビートルズのほうが迫力があるとか、同級生と議論したのも懐かしい思い出です。 え、ぼくですか?当時はストーンズ派だったもので……。
|
|
|
|