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2004/08/31(火) アテネ・オリンピック閉幕
なんだかあっという間に終わってしまったなあ。
次のオリンピックまであと4年もある!呆然としてしまうなあ……。
そのときぼくはいくつだ?

今回のオリンピックで個人的に一番うれしかったのは柔道女子・78キロ級阿武教子の金メダル。いままで世界選手権では何度も優勝してるのに、オリンピックでは初戦敗退だったから、本人も最高の喜びに浸っただろう。
一番驚いたのが競泳女子・800m自由形の柴田亜衣の金メダル、一番残念だったのは男子100、200mの末續慎吾の予選敗退だった。

ぼくは陸上種目が好きなのだが、なぜか後半の日程をあまり観戦することができなかった。
男子1500mの金メダリスト、ヒシャム・エルゲルージ、10000mの覇者ケネニサ・ベケレ、それに去年の5000m世界選手権金メダルのエリウド・キプチョゲの3人が争った男子5000m決勝はどうなったの?
え?今言った順に金・銀・銅?
見てねー(汗!

ふと気がついてみると男子100mのモーリス・グリーン、200、400mのマイケル・ジョンソン、110mハードルのアレン・ジョンソン、女子100、200mのマリオン・ジョーンズ、ゲイル・ディヴァース、マリン・オッティ、男子棒高跳びのセルゲイ・ブブカ、三段跳びのジョナサン・エドワーズ……。
ぼくの好きな選手たちはみんな、ここ2〜3年の間に引退してしまったか、出場してもメダルを取れなかった。
う〜ん、スーパー・スターよ、出てきてくれ!

2004/08/30(月) 狼男アメリカン
子どもは怖いものが好きだ。
胆だめし、お化け屋敷、怪獣、ヘビ女、吸血鬼ドラキュラ、フランケンシュタインの怪物、狼男……。
子どものころ、怪獣やお化け、異形のものの登場する映画に夢中になった人も多いだろう。

そうした映画をリスペクトしながら現代風にアレンジしたのが、ジョン・ランディス監督の『狼男アメリカン』(81年・米)だ。
それにしても、この邦題なんとかならなかったんだろうか。
たしかに原題が『AN AMERICAN WEREWOLF IN LONDON』だから、訳すのが難しいのは分かる気もするけれど。
『アメリカの狼男ロンドンに現る』じゃオマヌケだものね。
でも狼男アメリカンがいるのなら、吸血鬼ハワイアンがいてもいいわけで、こうなるとちっとも怖くない。エイリアン・ボヘミアンなんて妙に訳のわからないのがいたりして……(笑)。

閑話休題。
ジョン・ランディス監督がこだわったのは、主人公が狼に変身するシークエンスだ。
『スター・ウォーズ』で一躍脚光を浴びたスペシャル・メイクアップ・エフェクトのリック・ベイカーを起用して、人間が狼に変身していくさまを丹念に描いている。
この映画の直前に、ジョー・ダンテが『ハウリング』(81年・米)という映画を撮っていて、ここにもリック・ベイカーは参加しているが、変身するシーンは夜の暗い場面だった。だがこの映画では煌々と照らす灯りの下で主人公が狼に変身していく!(そうしてこの流れがMTV時代の「スリラー」へと繋がっていくわけだ。)

画像は変身が始まり、掌が縦に伸びてゆくところ。有名なシーンだ。

当時はそういうシーンのみが喧伝されて、結局見る機会を逸していたのだが、今回初めて見て、ブラック・ユーモアの効いた悲劇という感じがして、なかなか見ごたえがあった。
ユーモラスな部分はジョン・ランディスの脚本によるところが大きいのだが、主人公の哀しみは中島敦の「山月記」を髣髴とさせる(ま、あれは虎ですが)。

もうひとつこの映画で特筆すべきは、悪人がまったく現れないこと。
自分のことしか考えない利己的な人物が登場して、ただでさえまずい事態をさらに悪化させては、終わりのほうで悲惨な死にかたをして観客の溜飲を下げるというのが、この手の映画の常套手段なのだが、『狼男アメリカン』ではすべての登場人物が真剣で、誠実で、職務に忠実で……。それが主人公の苦しみと哀しみをさらに深いものにしてるんだよね。ジョン・ランディスの人柄なんでしょうねえ。

ホラー映画なのに「Blue Moon」というノー天気なテーマ曲で始まるところも、のちの『ブルー・ベルベット』(デイヴィッド・リンチ、86年・米)に影響を与えているような気がした。

それからジョン・ランディス監督というと、映画のなかに必ず「See You Next Wednesday」ということばが登場するので有名だが、この作品では主人公が、殺された友人(の浮遊霊)に呼び出されて、一緒に見るポルノ映画のタイトルでした(笑)。

1981年 ユニヴァーサル 97分
DVD ヴィスタ・サイズ(スクィーズ)
画質=★★★(最高は★5つ)
字幕の大きさ=小

2004/08/29(日) オリンピック-5
今日の陸上は中国だ。
まず男子110mハードルで初めてアジアに金メダルをもたらした劉翔(21)。
1993年にコリン・ジャクソン(英)が作った12秒91に並ぶ世界タイ記録で、圧倒的な強さを見せつけた。

もうひとつは女子の10000m。
これも20歳の?慧娜が、ラスト200mから驚異的なスパートを見せ、マラソンでもおなじみのデラルツ・ツルなど、エチオピアの3選手を置いてけぼりにする圧勝でゴールした。
日本の元気娘福士加代子は2周遅れの26位、田中めぐみは13位、弘山晴美も18位だった。

4年後の北京オリンピック、中国は怖ろしい数のメダルを取るかもしれない。

2004/08/25(水) JAZZの愛聴盤-7
夏の熱い夜にはホットなホットなジャズを(笑)。
ホーギー・カーマイケルの「スター・ダスト」はスタンダード・ナンバーとして多くのジャズ・プレイヤーに取り上げられてきたが、数ある名演の中でも一番忘れがたいのが、この1947年8月4日の「ジャスト・ジャズ・コンサート」におけるライオネル・ハンプトン・オール・スターズの演奏だろう。



とにかく最初から最後まで聴衆を捉えて離さない演奏の連続で、聴衆はいたるところで歓声を上げどよめいている。

ライオネル・ハンプトン(vib)のシンプルで美しいイントロに続いて、まずウィリー・スミス(as)がソロを取るが、その出だしのフレーズの情緒連綿たるトーンでもう客席はどっと沸きあがる。ダチョウ倶楽部ではないが「つかみはオッケー」である。ウィリー・スミスはスイング時代にジョニー・ホッジス、ベニー・カーターと並んで3大アルトと呼ばれた名手であるが、ややオーヴァーともいえるアクセントで聴衆を釘づけにしてしまう。
つづいてトランペットのチャーリー・シェイヴァース。まず出だしのフレーズが素晴らしい。低音を主調とした落ち着いたトーンながら、ときどきユーモラスな効果音的な音をはさみながらのソロで、聴衆は大喜び。
3番手はテナー・サックスのコーキー・コーコランである。コールマン・ホーキンズの流れを汲む名手だが、ヴィブラートの効いた軽やかで伸びのあるトーンで、速いパッセージとゆったりとしたフレーズの対比も巧みだ。
次のソロはベーシストのスラム・スチュアート。弓弾きしながらその1オクターブ上をハミングするという独特のスタイルで40年代には大変人気のあった人だ。ここでもハミングのなかにこっそり「マネー、マネー」ということばを織り交ぜて聴衆を喜ばせたり、サーヴィスたっぷりのソロである。
つづいてピアノのトミー・トッドとギターのバーニー・ケッセルが半コーラスずつソロを分ける。ケッセルはジャズ・ギタリストとして1、2を争う名手だが、このころはまだ新人だった。彼のソロだけがバップ・イデオムに基づいているのも微笑ましい。
そして最後に真打、ライオネル・ハンプトンの登場である。
とにかくこのソロが半端ではない。15分の演奏時間のうちなんと6分に及ぶソロであるが、あとからあとから、次から次へと素晴らしいフレーズが出てくる。汲めども尽きせぬ泉のごとくとはこのことだ。スイングするとはどういうことか、そのお手本のようなソロである。
モダン・ジャズの世界ではヴィブラフォンというとミルト・ジャクソンが第一人者だが、ミルトの前にハンプトンという巨匠がいたから、ヴィブラフォンがジャズの世界でソロ楽器たり得たということを、あらためて思い知らされるような名演である。
勢い込んで叩く最初のフレーズから、ダブル・テンポになって次第に熱を帯びてゆき、最後はブルースで締めくくるのだが、何度聞いても鳥肌の立つようなソロである。
まだ聞いたことのない方はぜひ一度聞いてみてほしい。

このCDにはあと3曲収められているが、それは聞かなくてもいい(笑)。なぜならライオネル・ハンプトンがいないのである。ジャケットにはデカデカと「STAR DUST BY LIONEL HAMPTON ALL STARS」と書いてあるが、よく見るとほかの3曲は「BY THE ALL STARS」としか書いてない。たしかに……(笑)。
しかしこの1曲目のために買ってよい1枚である。

LIONEL HAMPTON ALL STARS "STAR DUST"
DECCA DL9055

2004/08/23(月) オリンピック-4
今日はソフトボールと女子マラソンが同時中継。見てるほうもなかなか大変だった(笑)。

ソフトボールは残念ながらオーストラリアに負けて銅メダル。

女子マラソンは野口みずきが金メダル! すごい!!
ぼくは高橋が出場を逃したので、ポーラ・ラドクリフの金メダルをまったく疑ってなかったのに。
野口すごい!!
こころからおめでとうといいたい。

2004/08/22(日) ぼくも紙ディラン
やっと手に入れました。
でも『アナザー・サイド・オヴ〜』は店頭在庫切れ…。ちょっとあせってます。

今日は『ブロンド・オン・ブロンド』をちょっと比較してみましょう。

左は95年にソニー・レコード(当時)からSBM(スーパー・ビット・マッピング)シリーズの1枚として出たもの。
ディランはこれと『追憶のハイウェイ61』の2枚しか出ませんでした。
あっという間に店頭から姿を消し(というか、紙ジャケ自体がまだまだ一部のファンのものだったので、おそらくプレス枚数が少なかった)、ついこの前まで、オークションなんかでびっくりするような値段がついていました。
右が今回のもので、コートの質感など、ソニー・ミュージックのこだわりが見られます。ジャケ写も前回のものはトリミングされてることがわかります。

ゲイトフォールドの内側を見ると、前回のものはポートレイトが7枚しかありませんが今回はオリジナルどおり9枚。
いやあ、めでたい。

さて音質のほうは、まだちょっとしか聴いていませんが、音の深みと鮮度は明らかに違います。
だいたい前回のSBMシリーズがあまり感心しないマスタリングだったもんね。
マイルスの『カインド・オヴ・ブルー』なんかもひどかった。
すぐUS盤(プラケ)を買いなおしたぐらいでした。
今回はいいですよ。うれしいなったらうれしいな(笑)。

2004/08/20(金) オリンピック-3
阿武がついにオリンピック初の金メダル。
決勝戦は見事な袖釣り込み腰でイッポン!
長かった。でも見事でした。

インタビュー見て思ったけど、阿武って意外に饒舌なんですね。
涙ぐみながら冷静に自分の試合を分析してみせた。
そんな一面も(ぼくにとっては新たな発見で)よかった。
おめでとう!!

2004/08/19(木) オリンピック-2
15日から帰省してきたが、実家ではどこにも出かけず、ただただ小説を読み、オリンピックを見た。
そして今日もパソコンとオリンピック。
それにしてもなんという息詰る試合だ。
男子柔道90kg級の準決勝、泉浩とハン・ヒーテ(韓国)との試合。
卓球福原愛の4回戦、韓国のキム・ギュンアとの試合。
見てるだけで疲れてしまう(ごめんなさい、見てるだけなのに)。

そしていま北島康介が100mに続いて200mでも金。
ふう。

2004/08/15(日) オリンピック-1
いよいよ始まりましたね。

谷亮子の怪我を押しての2大会連続金メダル、野村忠宏は前人未到のオリンピック3連覇、そして北島康介のいきなりのオリンピック新記録という快挙の一方で、女子バレーはブラジルにストレート負け、女子ホッケーは中国に完封負け(というのかな?)、女子ソフトはオーストラリアにノー・ヒットで負けてしまう、という波乱の幕開けになった。
サッカー男子もパラグアイに1点差負け。明日のイタリア戦に負ければ1次リーグ敗退となかなか厳しい。

あすは愛ちゃんも登場。野球もあるのかな。
 
おっと、F-1佐藤琢磨は3番グリッドだ!
頑張って欲しい。

2004/08/14(土) モナリザ・スマイル
「モナリザは微笑んでる。でも、だから幸せかどうかはわからないでしょう?」

ときは1953年、ところはアメリカ、ニューイングランドにある名門女子大ウェルズリー大学(ちなみにヒラリーさんの母校とか)。
そこに赴任した若き美術教師キャサリン・ワトソン(ジュリア・ロバーツ)は、この名門大学が有能な女性を育成するためではなく、よき良妻賢母を育成するために教育を行っていることに失望し、大学改革のために授業の革新を行っていく。

というと1989年の名作『いまを生きる』(原題の『Dead Poets Society』に比べると曖昧な邦題だよなあ)の女性版かなあ…などと思いながら見に行ったら、まんまそうでした(笑)。
監督が『フォー・ウェディング』(原題の『Four Weddings And A Funeral』から、「A Funeral」取っちゃっちゃダメでしょ)のマイク・ニューウェルだから、もう少し人物像の造形に期待したんだけどね、ちょっと類型的でした。

冒頭のせりふはキルスティン・"スパイダーマン"・ダンストが母親に向かって言うせりふ。珍しく憎まれ役かと思いきや、やっぱり主役級なのでした。

2003年
コロンビア・ピクチャーズ
135分 ヴィスタ・サイズ

8月絵日記の続き


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