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2004/08/09(月) ポール・サイモン・ソングブック
アナログ盤でリリースされたものの、本人の意向で回収された幻のレコードがついにCD化された!
しかも2曲のボーナス・トラックつきで。
いやあ、うれしいことです。

このレコードはポールが単身渡英していた1965年に吹き込まれたもので、リリースもアメリカではされずに、英国と日本だけ(?)だったらしい。
リアルタイムでは、ポールのアコースティック・ギター1本による弾き語りという、その地味さゆえにほとんど興味を持たなかったのだが、いつまでたってもCD化されないと(どうやら噂ではポール本人がCD化を拒否していたらしい)、やっぱり聞いてみたくなるものだ。

さて、手に入れて聴いたその第一印象は……。


す、すばらしい!!

ポールが回収を望んだりCD化を拒否した理由も、聴いてみてよくわかった。
ほんとうにアコギ1本で、ミックスも何にもしてないのだ。
モノラルだし、ヴォーカルはやたらとオンだし、これはもうほとんどスタジオ・デモ・テイクという趣である。

ところがそれがすばらしいのだ。
たとえば2テイク収められている「アイ・アム・ア・ロック」のtake-6や、「サウンド・オブ・サイレンス」では、ポールが足を踏み鳴らしながら唄っている。
そこには珍しくポールの心情がむき出しになっている。

それからサイモン&ガーファンクルのアルバムではチェレスタなどが加えられた「木の葉は緑」や「とても変わった人」も、詩のもつ意味がダイレクトに伝わってくるように感じた。

一時期ぼくのオハコだった「キャシーの歌」もまた、しんみりとした味わいがある。
いいなあ……。

ちなみにジャケットの女性が、そのキャシーです。

このやろ、ディランの「フリーホイーリン」に対抗しただろ!


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