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2004/08/10(火) スター・ウォーズ・トリロジー
ついにフライヤーを見かけるようになった。

1977年、この映画が最初に劇場公開された年、ぼくはまだ20歳過ぎの前途有望な青年であった。
そんなぼくの前にダークサイドの権化であるダースベイダーが現れ、
およそ四半世紀、気がつけばぼくは単なる中年のおやじになってしまっていた。
あのとき、ぼくの前にダースベイダーさえ現れなければ、今ごろぼくは……。
う、う。
少年易老学難成。

ま、そんなことはどうでもいいんです。
あれから27年、ついにDVD化。
うれしい。

『LET IT BE』はどうなったの?

2004/08/09(月) ポール・サイモン・ソングブック
アナログ盤でリリースされたものの、本人の意向で回収された幻のレコードがついにCD化された!
しかも2曲のボーナス・トラックつきで。
いやあ、うれしいことです。

このレコードはポールが単身渡英していた1965年に吹き込まれたもので、リリースもアメリカではされずに、英国と日本だけ(?)だったらしい。
リアルタイムでは、ポールのアコースティック・ギター1本による弾き語りという、その地味さゆえにほとんど興味を持たなかったのだが、いつまでたってもCD化されないと(どうやら噂ではポール本人がCD化を拒否していたらしい)、やっぱり聞いてみたくなるものだ。

さて、手に入れて聴いたその第一印象は……。


す、すばらしい!!

ポールが回収を望んだりCD化を拒否した理由も、聴いてみてよくわかった。
ほんとうにアコギ1本で、ミックスも何にもしてないのだ。
モノラルだし、ヴォーカルはやたらとオンだし、これはもうほとんどスタジオ・デモ・テイクという趣である。

ところがそれがすばらしいのだ。
たとえば2テイク収められている「アイ・アム・ア・ロック」のtake-6や、「サウンド・オブ・サイレンス」では、ポールが足を踏み鳴らしながら唄っている。
そこには珍しくポールの心情がむき出しになっている。

それからサイモン&ガーファンクルのアルバムではチェレスタなどが加えられた「木の葉は緑」や「とても変わった人」も、詩のもつ意味がダイレクトに伝わってくるように感じた。

一時期ぼくのオハコだった「キャシーの歌」もまた、しんみりとした味わいがある。
いいなあ……。

ちなみにジャケットの女性が、そのキャシーです。

このやろ、ディランの「フリーホイーリン」に対抗しただろ!

2004/08/06(金) 音楽仲間
先日ひさしぶりにバンドのメンバーで集まって飲んだ。
昔は全員同じ職場だったのだが、細かな異動がちょこちょこある職場で、結局みんなバラバラになってしまい、なかなか集まれなくなってしまった。
なかには管理職になったやつまでいる。
そうすると、集まろうと言ってから実際に集まるまでやけに時間がかかったりする。
今回も1年半ぶりぐらいの再会である。

こうなるとなかなか音楽の話にすんなりとは入れない。
それぞれ近況報告があったり、今自分のポジションで抱えてる悩みだとか、同僚のうわさ話、そんなことを話しているうちに時間が来てしまった。
結局、音楽の話になったのは別れる間際。
やはりみんな40代になってしまうと、趣味で集まるというのも難しいものだ。

さて、昨日出張先で、以前同じ職場だった音楽仲間にばったり出会った。
「最近どんなの聞いてる?」と尋ねると、
「いやあ、相変わらず古いのばっかりですよ」
当時はニール・ヤングやバッド・フィンガー(ちょうど東芝EMIからCDがリリースされたころだった)あたりで趣味が一致し、よく食堂などで話をしたものだった。CDの貸し借りとかもしたっけ。
「古いのってどのあたり?たとえば…」
「…ドン」
「え?」
「ハイドン」
「え、あの交響曲の父?」
「そうです」

…って、いくら古くてもそこまで遡るか!?
聞けば新婚旅行でヨーロッパに行ったとき生家を訪ねたりしたそうである。
お勧めは?…「83番めんどり」「88番V字」「102番」。し、渋い。
ぼくも父が生前聞いていたザロモン・セット(最後の12の交響曲)を持っているが、最近まったく聞いてない。しかも「めんどり」と「V字」はザロモン・セットに入っていないし…。
う〜ん、とりあえず、102番からちょっと聞いてみよう。

「ところで、遼さんはどんなの聞いてるんですか」と聞くから、
「最近ちょっと盛り上がってるのはフー」って言うと、
「ザ・フーですか?」
「そう、最近初来日したでしょう」
「まだやってるんだ!」

そんなもんだよねえ。

2004/08/01(日) アメリカの夜
高校生のころ、ジャクリーヌ・ビセットとかジョアンナ・シムカスとかいう、気の強そうな女優さんが好きだった。
『アパートの鍵貸します』や『あなただけ今晩は』のシャーリー・マクレーンも、傷つきやすい心を強気の鎧で隠してるみたいで好きだった。

ジャクリーヌ・ビセットの映画で最初に見たのは何だろう?
スティーヴ・マックィンの『ブリット』かも知れない。
けれど、あの映画で彼女はただのお人形さんだった。

さて、『アメリカの夜』、原題を”DAY FOR NIGHT”という。
ハリウッドの撮影所で昼を夜にしてしまう撮影法のことだ。

この映画は映画への愛に溢れている。
映画の仕事に就きたいと思ってる人がこの映画を見たらもう止められないかもしれない(笑)。

けれど、今の現場はこの映画に描かれている世界とはまったくかけ離れているのかもしれない。
そうだとすれば、この映画もまた「Oldies But Goodies」を描いた作品のひとつ、ということになってしまうのだが。

1973年 フランス映画 116分
DVD ヴィスタ・サイズ(スクィーズ)
画質=★★★★(最高は★5つ)
字幕の大きさ=大


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