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2005/01/19(水)
ジェフ・ベックの紙ジャケ
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買ってきましたよ、今日発売のEpic時代のジェフ・ベック紙ジャケ、前半5タイトル。
他のところにも書いたように、いちばん好きなのは、第1期ジェフ・ベック・グループ(ヴォーカルにロッド・ステュアート、ベースにロン・ウッド、そしてピアノにニッキー・ホプキンズという、今から考えればチョー豪華メンバー)なんだけど、第2期からベック・ボガート & アピスを経て、名盤『ブロウ・バイ・ブロウ』に上り詰めていくこの時期も大好きです。
今月号のレココレで中シゲヲさんが、ベックのギターを「革新的確信犯、鋭角的でトリッキー、奇想天外な変態フレーズ」と書いているが、まあ、ややオーヴァーだとは思うけれど(笑)、いい得て妙という感じもする。 とにかくブルーズでもハード・ロックでもフォーク(!)でもジャズ的な曲想でも、ひとたびベックのギターが入ってきたとたんに、曲のもつ風景ががらっとベック色に染まってしまう、その個性たるや唯一無二のもので、いわゆる3大ギタリストの中でもいちばん玄人受けする人なんじゃないだろうか。 その分一般的には人気が落ちるわけで、クラプトンやゼップの作品が早いうちから紙ジャケ化されていたのに、ベックの作品はこれまでわずかに3作品しか紙ジャケになってなかった。今月と来月で併せて10タイトルがリリースされるのはご同慶の至りというほかない。
このサイトに遊びにこられる方ならご存知だと思うが、ベックはビートルズともゆかりが深い。 『ブロウ・バイ・ブロウ』はジョージ・マーティンのプロデュースで、ポールの「シーズ・ア・ウーマン」も取り上げられている。 この曲のオリジナルの魅力は、なんといってもリズム(というかグルーヴ)だと思うのだが、ここではリズムはレゲエに改編され、トーキング・モジュレイターなどのトリッキーな使用も含めて、原曲の持つメロディーの美しさを最大限に引き出してみせる。 ビートルズ好きで、ジェフ・ベックを聞いたことがないという方は、ぜひこの「シーズ・ア・ウーマン」、聞いてみてくださいね。
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