ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2005年2月
前の月 次の月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28          
最新の絵日記ダイジェスト
2005/06/26 6月22日の紙ジャケ ― part 3
2005/06/25 6月22日の紙ジャケ ― part 2
2005/06/21 6月22日の紙ジャケ(こまかい!)
2005/06/19 ぼくのシネ・レヴュー ― Shall We ダンス?
2005/06/16 ロンリー・ボーイ

直接移動: 20056 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 月 

2005/02/26(土) コーリング
これは怖い映画でしたね。
ぼくは見ながら3回ぐらい「わーっ」って叫んでしまった。
そして2度ほどソファから飛び上がってしまった。
でも、本質は愛の映画です。感動しました……。

南米で赤十字の派遣医師団として働く最愛の妻を災害で亡くしてしまったジョー(ケヴィン・コスナー)は、遺体の見つからない妻の死をなかなか受け入れることができない。ERの医師として働く彼は仕事に没頭することでなんとか精神を保っているが、彼の周りで異常なことが続けて起こりはじめる。
深夜の病院で自分を呼ぶ声をはっきり聞いたり、心肺停止の状態から蘇った少年から亡き妻の伝言を預かったといわれたり、妻が可愛がっていたオウムが興奮状態に陥ったり、トンボを彫刻したガラスのペーパーウェイトが突然転がったり。

彼女のからだにはトンボの形をした痣があり、トンボは彼女の象徴として映画のなかで語られる。
「ぼくは生まれ変わったら鳥になって空を飛びたいなあ」
「私はダメだわ。ベジタリアンだから」
「じゃあ、きみは生まれ変わったら何になるの?」
「私はトンボね。トンボになってあなたの周りをぐるぐる飛ぶの」
じつはこの映画の原題もDRAGONFLYというのだが、このペーパーウェイトのエピソードもなかなか怖い。



そしてさまざまな現象が妻からのメッセージであると悟ったジョーは、呼ぶ声に導かれて彼女が亡くなったといわれている南米の奥地を訪ねる……。

信じるということの価値。
この映画が9・11以後に制作されていることを考えると、そこに胡散臭さを嗅ぎ取ることも可能だ。
けれどとりあえず、ここは信じることの尊さを再認識させられる愛の映画、としておきたい。

2002年 ユニヴァーサル 105分
DVD シネマスコープ・サイズ(スクィーズ)
画質=★★★★ (最高は★5つ)
字幕の大きさ=中

2005/02/24(木) バッド・フィンガーの紙ジャケ
買ってまいりました!
アップルのバッド・フィンガー、紙ジャケ。

じつは昨日仕事の帰りに近くのタワレコに寄ったのですが、ジェフ・ベックの第2弾は入荷してたものの、バドフィンは未入荷。
この店はタイトルによっては紙ジャケが入荷しないこともあるので、
「紙ジャケがなくて何のタワレコだよ!」などと、思いっきり身勝手な悪態を胸のなかでつぶやきながら(笑)、昨日はおとなしく帰ってまいりました。
で、今日隣町のタワレコでめでたくゲット!
ただ、アップル・レーベルにおけるラスト・アルバムである『ASS』は予算の都合で来月に回ってもらいました(笑)。それまで残ってればいいけど。

ぼくは「Come And Get It(マジック・クリスチャンのテーマ)」や、「No Matter What(嵐の恋)」は知っていても、アルバムは15年ほど前にCD国内盤が出たときに初めて聞いたクチで、アイヴィーズ名義のファースト・アルバムもじつは今回が初めて。
ということで、さっそく車のなかで聞きながら帰宅しました。

初めて聞いた感想は、「うーん……」(笑)。
正直にいえば、甘いだけのポップ・バンドという感じですね。
もちろんこれはぼくの勝手な感想で、このアルバムが大好きな方はたくさんいらっしゃると思うし、そういった方々にぼくの感想を押しつけるつもりはありません。
ただ、下に書いたハードなギターで攻めまくるアグレッシヴなバドフィンをよしとするものとしては、少々もの足りなく感じたのでした。

紙ジャケ自体はよくできていると思いますよ。
『ノー・ダイス』だけはノン・コーティングで、ほかのタイトルは両面コーティングというのもオリジナルどおりのようですし、『マジック・クリスチャン・ミュージック』と『ストレイト・アップ』のスパインは上下絞込みになってます。
東芝EMIちゃんも大人になったなあ(笑)。

ところで、紙ジャケ探検隊の掲示板でも話題になった、『ノー・ダイス』の帯。

ゲイトフォールド・スリーヴに巻きつけてありますので(下は巻き込んでありますが)、うっかり開けようとして帯を破ってしまったりしないようにくれぐれも気をつけてください。

2005/02/21(月) バッド・フィンガー
いよいよ紙ジャケCDの発売を水曜日に控え、巷ではバッド・フィンガーの話題でもちきり……

になってはいないよね(笑)。

一部の熱狂的なファンはいるものの、ポールが作曲した「カム・アンド・ゲット・イット」でアップルからデビューしたポップ・バンドというイメージが強すぎるもの。
日本でもヒットした「デイ・アフター・デイ」にしても「嵐の恋」にしても、やっぱりメロディアスなロックという感じだから、ビートルズのたんなる弟バンドと思っている人は多いだろう。
とくにビートルズの『アンソロジー3』に入っていたポールのデモを聞いた人のなかには、「なあんだ、バドフィンのやってたことって、まんまポールのまねじゃん」と思った人も多いかもしれない。

でも、じつはバドフィンって、2本のギターが唸りを上げるハード・ロック・バンドだったんですね!
ぼくが彼らに対する評価を改めたのが1997年に出されたこのCD。


いわゆるBBCセッションを集めたこのCDには有名曲は「Sweet Tuesday Morning」と「カム・アンド・ゲット・イット」ぐらいしか入ってない。
そのかわりデイヴ・メイスンの曲が2曲と、『ストレイト・アップ』に収録されている「Suitcase」が2ヴァージョン収められている。
デイヴ・メイスンの「Feelin' Alright?」で聞かれるピート・ハムのギターは気合入りまくりの名ソロだし、オリジナルでは3分足らずの「Suitcase」の、7分を超えるロング・ヴァージョンを聞けば、その圧倒的な演奏力とすさまじい迫力に驚くこと請け合いですよ。

5枚のオリジナル・アルバムを聞いて少しでもバドフィンが気に入った人は、ぜひこのBBCセッションを聞いてください(って廃盤になってなきゃいいけど…汗)。

2005/02/14(月) カートリッジ・シェル(昨日の顛末)
さっそく昨日購入したシェルにデノンのDL-102をつけようとしたのだが……。
DL-102はかなり大型のカートリッジなので、AT-LH18からはみ出してしまってみっともないことこの上ない。
仕方がないので、シュアーのV-15 / typeIVをつけることにした。
V-15はブラックがベースなので、シルヴァーのAT-LH18とはちょっと合わない気もするのだが。

なんだかガンダムかなんかみたいになってしまいましたね。
でも音はよい。
満足することしよう(笑)。

2005/02/12(土) 猟盤と散策の日
きょうは久しぶりに、路傍の石さんやゴッチさんのいうところの「猟盤」と散策をかねて、天神のすぐ近くの大名や赤坂というあたりを歩いてきた。
じつは最近運動不足で、どうも体がなまっている。
その解消もかねてお昼の12時から8時間ほど、レコード・ショップやオーディオ・ショップ、家電量販店や書店などを歩き回ってきた。

今日の収穫、レコードは2枚。1枚はコルトレーンの『ジャイアント・ステップス』。
ジャケットの写真が鮮明だなあ、と思ってよく見るとUSアトランティック盤ではないか。
レーベルはおなじみのグリーン&オレンジで、レーベルの住所が1841 BROADWAY, NEW YORKになっているから1968年から72年ごろまでのレーベルだが、付属のカンパニー・スリーヴにはゼッペリンのファーストが載っていたから70年前後のプレスだろうか。
シュリンク付で、スリーヴも盤もニア・ミント。お値段は1,280円。

もう1枚はUK盤との比較のために買わなくちゃ…と思いながら、なかなか買う気が起きないで困っていた(笑)ビートルズの国内盤『1』。
どういうからくりがあるのかわからないが、新品未開封で税込み2,530円だったので、迷わずゲットした。

さて本日のお目当てはというと…。

オーディオ・テクニカのヘッド・シェルAT-LH18/OCC。
テクニカのヘッド・シェルってあんまり好きじゃないんだけど(アントレーなんかが好きだったなあ…)、今はそんな贅沢をいってるご時世ではないので、3種類あるなかから、いちばん重量があってしっかりしてそうなこれを選んだ。お値段は4,500円。
きょうからこれにデノンのDL-102をつけてモノラル盤を聴きましょう。

2005/02/08(火) キル・ビル 2
これは評価の難しい作品だ。

『キル・ビル』はいうまでもないが復讐劇である。
フィアンセや婚礼の出席者を惨殺された復讐として、Vol.1では、宿敵オーレン・イシイ、ヴァニータ・グリーンを初め、ソフィー・ファタール、GOGO夕張、そしてクレイジー88のメンバーを斬って斬って斬りまくり、Vol.2では残りの3人、つまりエル・ドライヴァー、バド、そしてかつてのボスであり、恋人であり、自分とお腹の赤ん坊を葬り去ろうとしたビルを倒す……、そういう構成のはずだった。

ところが、Vol.1でかつての日本のやくざ映画やアニメに対するオマージュの部分ばかり撮りすぎて、物語の背景をほとんど描かなかったので、今回は一転してそのバック・グラウンドの描写が中心になってしまったわけですね。

したがってVOL.1のように、腕が飛び脚がちぎれ首が飛び、血しぶきで画面が真っ赤になるようなシーンはほとんどない(少しはあります、もちろん)。
そのかわり、ザ・ブライドの修行シーンや、ビルとのダイアローグに多くの時間が割かれたりする。



Vol.1のような大活劇を期待したファンはきっとすごい肩透かしを食らっただろうなあ。

物語の背景をすっ飛ばして、いきなり自分がいちばん撮りたかった活劇シーンを撮る!というのは、かつてジョージ・ルーカスが『スター・ウォーズ』でやっちゃって大成功した訳だが、『キル・ビル 2』は『帝国の逆襲』にはならなかったんですね。
むしろ最初から3部作として考えておけばよかった?(笑)

ぼくはけっこう好きでしたけどね。
それにしても五点掌爆心拳、スゴイ技だな〜。

2004年 ユニヴァーサル 136分
DVD シネマスコープ・サイズ(スクィーズ)
画質=★★★★☆ (最高は★5つ、☆はおまけ)
字幕の大きさ=大

2005/02/04(金) 完全犯罪クラブ
サンドラ・ブロックが主演だけでなく製作総指揮にもかかわったサスペンス。
ハイエナとあだ名される殺人課の刑事キャシー(サンドラ)が、若手刑事と惹かれあったり対立したりしながら猟奇殺人事件を解決してゆく。

冒頭、崖の上に立つ廃屋をカメラは遥か上空から捉え、しだいに近づいてゆくと、窓ガラスの割れた隙間から建物の中に入ってゆき、お互いの頭に銃を突きつけた二人の人物を俯瞰で捉える。
ヒチコックへのオマージュとも思えるカメラ・ワークで、映画への期待が高まるのだが、それも前半だけ。

小さなどんでん返しもいくつかあるし、トラウマのようなものを抱えるキャシー自身の謎も意味が深いのだが、残念ながら少しも「完全犯罪」ではないところが大誤算。
逮捕された容疑者ではなく、真犯人は別にいると主張するキャシーの根拠も、ほとんど勘のようなものでしかない。
考えたら原題は「MURDER BY NUMBERS」なので、邦題の付けかたがまずかったのかもね。

クライマックスの断崖の家での格闘シーンもヒチコックを思わせるカメラ・ワークで、往年の映画ファンならニヤリとするかもしれないが、それが映画のサスペンスと結びついているかというと微妙なところだ。

それに何より後味がよくない。
キャシーはこの事件をきっかけに過去としっかり向き合おうとするのだが、そのためだけの映画のような気もする。

ところで、上に述べた冒頭のカメラの長回し、たとえばヒチコックの『サイコ』(1960)の冒頭では、建物にどんどん近づいていくカメラが、建物の内部に入るところで場面が一瞬暗転して、そこでフィルムが繋がれたことがわかるのだが、この映画では何度見てもつながれた形跡が見当たらない。
ヘリコプターに乗っているはずのカメラがどうやって建物の中に入ることができるのか、どなたかご存知の方がいらっしゃったら教えてください。
映画の中の完全犯罪より、カメラの謎解きの方が気になるっていうのも困ったもんですが……(笑)。

2002年 ワーナー・ブラザーズ 120分
DVD ヴィスタ・サイズ(スクィーズ)
画質=★★★★ (最高は★5つ)
字幕の大きさ=大

2005/02/02(水) JAZZの愛聴盤-11
2か月ぶりの愛聴盤です。

今回もまたジャケ買いして損のない1枚(このところこんなんばっかだなあ……)。



Verveのバディ・デフランコにはキュートな女性のアップをフロント・カヴァーに使ったものが何枚かあって、これもその1枚。ついついレジに運んじゃいます(笑)。
しかもこのころのレギュラー・クインテットはタル・ファーローのギターにソニー・クラークのピアノ、とメンバー的にも申し分ない。

このアルバムはオープニングがすばらしい!
「GETTING A BALANCE」この1曲だけでも買う価値ありです。
曲はデフランコとクラークの共作になるオリジナルで、カウント・ベイシーを思わせるようなスウィンギーなナンバー。
ベースとギターのイントロ12小節に、ドラムが加わってさらに12小節、それからやっとクラリネットとギターがユニゾンでテーマを奏でる、この何気ない演出がほんとうにうまい。
そのままデフランコが軽快でよく歌うソロを取るが、つづくクラークはお得意のややブルージーなソロでご機嫌だし、タルの低域を多用したソロも申し分ないものだ。
クラークがアメリカで売れなかったのがほんとうに不思議でならない。
後テーマではクラとギターに、クラークのオルガンが入って、アウトロはまたベースとギターのデュオで12小節。
このアレンジも粋なものだ。
約9分の演奏がほんとうに短く感じるすばらしい演奏だ。

つづくハロルド・アーレンの「THAT OLD BLACK MAGIC」のデフランコの急速調のソロも洒脱でスウィンギー、この日のデフランコがほんとうに絶好調だったことがよくわかる。

ちょっと残念なのは、Side-2の冒頭でバラッドである「BUT BEAUTIFUL」と「THE NEARNESS OF YOU」が同じようなテンポでつづけて演奏されることで、このへんにもう少し工夫があれば、もっと印象的なアルバムになっていたのにと惜しまれる。


BUDDY DE FRANCO "sweet and lovely"
Verve MGV-8224

2005/02/01(火) 猟奇的な彼女
じゃ〜ん!
アマゾンから昨日届いたもんね、『猟奇的な彼女 / ディレクターズ・カット特別版』。

日本の劇場で公開されたものより14分も長いディレクターズ・カットのうえ、音声もdts収録と力が入っている。
2枚組で、Disc-2にはメイキングや、オーディオ・コメンタリー付のNG集、VFX解説や原作者へのインタヴュー、ミュージック・クリップまでついている。
14分の追加映像がどういうものか知らないのでとても楽しみだ。

近いうちにここで取り上げたいと思うので、チョン・ジヒョンファンのみなさん、もうしばらくお待ちください。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.