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2005/02/08(火) キル・ビル 2
これは評価の難しい作品だ。

『キル・ビル』はいうまでもないが復讐劇である。
フィアンセや婚礼の出席者を惨殺された復讐として、Vol.1では、宿敵オーレン・イシイ、ヴァニータ・グリーンを初め、ソフィー・ファタール、GOGO夕張、そしてクレイジー88のメンバーを斬って斬って斬りまくり、Vol.2では残りの3人、つまりエル・ドライヴァー、バド、そしてかつてのボスであり、恋人であり、自分とお腹の赤ん坊を葬り去ろうとしたビルを倒す……、そういう構成のはずだった。

ところが、Vol.1でかつての日本のやくざ映画やアニメに対するオマージュの部分ばかり撮りすぎて、物語の背景をほとんど描かなかったので、今回は一転してそのバック・グラウンドの描写が中心になってしまったわけですね。

したがってVOL.1のように、腕が飛び脚がちぎれ首が飛び、血しぶきで画面が真っ赤になるようなシーンはほとんどない(少しはあります、もちろん)。
そのかわり、ザ・ブライドの修行シーンや、ビルとのダイアローグに多くの時間が割かれたりする。



Vol.1のような大活劇を期待したファンはきっとすごい肩透かしを食らっただろうなあ。

物語の背景をすっ飛ばして、いきなり自分がいちばん撮りたかった活劇シーンを撮る!というのは、かつてジョージ・ルーカスが『スター・ウォーズ』でやっちゃって大成功した訳だが、『キル・ビル 2』は『帝国の逆襲』にはならなかったんですね。
むしろ最初から3部作として考えておけばよかった?(笑)

ぼくはけっこう好きでしたけどね。
それにしても五点掌爆心拳、スゴイ技だな〜。

2004年 ユニヴァーサル 136分
DVD シネマスコープ・サイズ(スクィーズ)
画質=★★★★☆ (最高は★5つ、☆はおまけ)
字幕の大きさ=大


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