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2005/03/05(土) JAZZの愛聴盤-12
30年も前のことになるが、チャールズ・ミンガスの『ミンガス・プレゼンツ・ミンガス』の国内盤が発売される夢を見たことがある。

そのころ、このアルバムは所謂幻の名盤であった。
ミンガスに名盤といわれるものは『直立猿人』を筆頭に数え切れぬほどあるが、『ミンガス・プレゼンツ・ミンガス』は
キャンディドというマイナー・レーベルであること、エリック・ドルフィーが参加していること、有名な「フォーバス知事の寓話」が収められていること、この3点から特に幻の名盤の誉れ高いものであった。
今のようにインターネットも、レンタルのCDショップもない時代で、いかに素晴らしいアルバムであるかという評論や記事を読むにつけ、レコードを聞きたくて聞きたくてしょうがないのだが、長い間廃盤で手に入れることはほとんど無理だった。

ところがある日、何気なく新聞のテレビ欄を眺めると、いちばん右端に大きく、
「『ミンガス・プレゼンツ・ミンガス』ついに発売!」
と書いたビクター音楽産業の広告が載っているではないか!

やったー、と大興奮して目が覚めた。
夢だったのである。

それからどれくらいたっただろうか。ついにほんとうに国内盤が発売される日がやってきた。
発売日に手に入れて、家に帰ってターンテーブルに載せるときの胸の震えは今でも忘れられませんね。
そして、「フォーバス知事の寓話」は聞きしに勝る大名演だった。

"CHARLES MINGUS PRESENTS CHARLES MINGUS"
CANDIDO 9005


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