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2005/04/06(水)
あなたにも書ける恋愛小説
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プロットはオードリーがウイリアム・ホールデンと共演した1963年の『パリで一緒に』(リチャード・クワイン監督)とほぼ同じ。 締め切り間際でまったく作品の出来上がっていない小説家(『パリ〜』では脚本家)と、速記者(『パリ〜』ではタイピスト)の女性のラヴ・コメディー。 小説家(脚本家)が話すストーリーが映画の中で劇中劇として展開し、その登場人物をいつの間にか小説家(脚本家)と速記者(タイピスト)が演じていて、現実にも恋に落ちるという展開はまったく同じ。 ところで『パリで一緒に』は、1952年のジュリアン・デュヴィヴィエ監督の『アンリエットの巴里祭』のリメイクだそうだから、この映画はさらにそのリメイクと考えてもいいかもしれない。
ただし、この映画では小説が三角関係を描いたコメディーになっていて、現実にももう一人の女性が登場するため、関係がこじれてしまうところが現代的なところ。 『007 / ワールド・イズ・ノット・イナフ』、『ルーブルの怪人』と話題作がつづいたソフィー・マルソーが、上流階級の貴婦人を巧みに演じていて楽しい。 相変わらずキュートなケイト・ハドスンは、『10日間で男を上手にフル方法』とこの作品で、新しいコメディエンヌの地位を確実にしたと思う。
それにしてもケイト・ハドスン(他に『あの頃ペニー・レインと』『サハラに舞う羽根』など)以外にも、ケイト・ブランシェット(『エリザベス』『ギフト』『シッピング・ニュース』『ロード・オヴ・ザ・リング』『アビエイター』)にケイト・ベッキンセール(『から騒ぎ』『セレンディピティ』『パール・ハーバー』『アンダー・ワールド』『ヴァン・ヘルシング』『アビエイター』)、ケイト・ウィンスレット(『いつか晴れた日に』『タイタニック』『ライフ・オヴ・デイヴィッド・ゲイル』『ネヴァーランド』『エターナル・サンシャイン』)、そしてケイティ・ホームズ(『ギフト』『フォーン・ブース』『バットマン・ビギンズ』)まで含めると、もうハリウッドはケイトだらけ。 おじさんにはなかなかつらいよ〜、覚えられなくて……。 ほら、『リプリー』にお嬢様役で出てたのは、ケイト…だれだっけ?(笑)
2003年 米フランチャイズ・ピクチャーズ 95分 DVD ヴィスタ・サイズ(スクィーズ) 画質=★★★★☆ (最高は★5つ、☆はおまけ) 字幕の大きさ=小
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