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2005/06/19(日) ぼくのシネ・レヴュー ― Shall We ダンス?
『Shall We Dance?』のハリウッド版リメイク公開を記念して、オリジナルの『Shall We ダンス?』がやっとDVD化された。
映画の素晴らしさはもうみなさんよくご存知だと思うので、初回限定盤にのみつく特典ディスクの内容を紹介しよう。

これはひと言でいって、本編同様とっても幸せな気持ちになるボーナス・ディスクだ。
内容は「『Shall We ダンス?』アメリカを行く〜映像日記〜」、役所広司、草刈民代、竹中直人へのインタヴュー、清水美砂扮する歌姫ナツコの
「恋の10ダンス」のヴィデオ・クリップ、ハリウッド版『Shall We Dance?』の国内版予告編など。

まず、「『Shall We ダンス?』アメリカを行く〜映像日記〜」は、単行本としても出版された「『Shall We ダンス?』アメリカを行く」の映像版だ。
『Shall We ダンス?』は1997年、ミラマックス社の配給により全米で公開されることになり、周防監督は急遽アメリカ、カナダへプロモーションの旅に出かける。
単行本執筆の取材のためにホーム・ヴィデオとスチル・カメラで撮った記録のなかから、各地での記者とのインタヴューや試写会でのようすをアシスタントの二見文子さんのヴィデオも交えて撮ったものがこの「映像日記」だ。
したがって画質はよくないが、内容はじつにおもしろい。
試写会場はどこも笑い声で溢れ、おもしろい映画には国境がないことを見せつける。
試写会後の質問に生真面目に答えたり、握手やサインを求めるアメリカのファンのために誠実に対応する周防監督の人柄がまたいい。

ある会場では「監督がこの映画のヒロインの女優と結婚したと聞いたが本当か」という質問が出る。
監督がしどろもどろに言い訳していると、
「それで結婚したのか、どうなんだ?」
「した」
会場は大歓声と拍手に包まれ、監督は照れ笑いしきり…という微笑ましい映像もある。

インタヴューは2005年の現時点で10年前の撮影当時のことを振り返るという内容で、それぞれ12分〜17分にも渉るロング・インタヴューである。
竹中直人はその中で「渡辺えり子とのダンスはほんとうに大変だった」ということを繰り返す。
映画本編そっくりに渡辺えり子は竹中に文句を言いっぱなしだったらしい。
その冗談とも本気ともつかない彼の苦労話も爆笑ものだ。

ひとつだけ注文をつけておくと、本編の画質はけっして褒められたものではない。
レーザー・ディスクのころから、わが国のテレシネ技術には首をひねらざるをえない部分があったが、ここでも甘くてピントがずれたような画質には大いに不満が残った。

(本編)
1995年 角川映画 136分
DVD ヴィスタ・サイズ(スクィーズ)
画質=★★★(最高は★5つ)

(特典映像)
84分 スタンダード・サイズ
画質=★★〜★★★


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