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2005/11/30(水)
魯迅の『故郷』
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今、中国語の授業で魯迅の『故郷』を習っている。 実は中学校の時授業で習ったんだよね。クラスの他の2人の日本人は習ってないって言ってたから、これが年の差なのか、ただ単に使ってた教科書が違うだけなのか、そこのところは不明だけど、とにかくうちの中学校では習ったぞ。 とにかく、難しいのひとことだった。そのころはまだ中国語習ってなかったし、時代背景もわからんくて、「なんで中国の文学はこんなに暗くてわかりにくいんだ?」って子どもながらに思った。それでも、中国語を勉強したいとすでに思ってたし、印象って意味ではとても印象深かった。 「四角の高い塀から空を見上げる」とか(正しい翻訳は忘れたけど)、あー、これテストで聞かれて間違ってたなぁとか、なぜかそんなことまで覚えてるんだ。 高校に入って、高2のころの国語の先生が、確か魯迅が好きで、先生が配ったプリントで『故郷』に触れているものが会った気がする。 大学に入って、中国語や中国のいろいろなこと勉強した後に、魯迅の短編集を図書館で借りた。その中にこの『故郷』もあった。 今、中国語で読んで、改めてこの作品が好きだとは言えないけれど、でもやっぱり印象深いし、中国語で読めたっていう喜びはあるね。現代の表現と違ってる部分も多くて、理解がかなり大変なんだけどね。 でも勉強させてもらえて、うれしいな、…っていう、いいこともありました。
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