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2005/05/18(水)
今度は台湾映画
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昨日はBSのお話をしたけど、今日は東海テレビで数日前の深夜に放送されていた『童年往事〜the time to live and the time to die』(時の流れ)という85年の台湾映画のお話です。字幕です。 これは、85年の映画ではあるけれど、子ども時代を回顧した作品となっているので、映画の設定は1940年代から50年代にかけて。結核をわずらっている父親の療養も兼ねて、広東省から台湾に移り住んだ一家。そして、その生活の中で、子どもたちは成長していき、父と母と祖母が亡くなっていく。家族のあり方を描いた作品と言えるような気がする。 正直言って、この映画は2時間半もあるんだけど、話の本筋とは関係ないような遊んでる場面だとか、お風呂の様子だとか、親子の会話だとか、なくても話が成立するような場面が多い。だから、ちょっと退屈だったと言えば退屈な映画だったかなー。20年も前の映画だしね。でも、家族の場面なーんか小津安二郎監督の作品に似てる気がする…。と思ってインターネット見てたら、この映画の監督の侯孝賢は小津安二郎をとても尊敬しているんだって。 ことばは中国語の北京語を主に使っていたけれど、この家族が広東省から移り住んできたってこともあり、両親や祖母は広東語?らしきことばを使ってて、さっぱりわからんかった。 あんまり時代背景とかわからんかったけど、たぶん1949年の中華人民共和国成立が微妙に影を落としているような気がしたし(だから広東省に帰れなくなった?)、また日本の植民地の名残か、畳の部屋になっていたりしたし、たぶんこれは本当にどこかの家族のホームビデオを見ている感じなんだろうと思った。わからない部分も多かったし、たぶん知識不足の点もたくさんあっただろうけど、ある意味とても勉強になる映画だった気がする。あんまりオススメはしませんが、小津安二郎ファンはぜひご覧ください、って感じかしら。
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