気まぐれ密告書(Cos日記)
主にイベ感想日記です。
時折関係ない事も書いたり、書かなかったり・・・。
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2006/04/13(木) ★キンハ1(リク→ソラ)
手を・・・伸ばした。

時間がなかったから、ただ、手を伸ばした。
共に行こうと約束した世界へ
一緒に行こうというつもりで手を差し出した。
けれど。
いつものように迷わず繋げるはずだった手はそのままに
いつも笑顔の絶えないその顔は少しだけ曇り
そのまま俺は一人だけ旅立った。
ここではない、別の世界へ。


千切れた世界の中で、それでも俺はお前を探したんだ。
だって、ずっと一緒だったじゃないか。
たくさんの約束をしたじゃないか。
あんな風に突然離れ離れになるなんて想像してなかった。
俺は小さな世界から早く出て外を見たかったけれど
お前はそうじゃなかったんだ。
でも世界は繋がっているから、必ずお前に会えると思ってたんだ。
いつか―――――きっと、どこかで。




会いたくて、会いたくて、探し回った。
でもそれは俺だけだったんだな。
お前は新しい世界で新しい友達を見つけて楽しそうだった。
お前の変わらない笑顔を遠くから見た時
なんだか取り残されたような、ひどく淋しい気持ちになった。
何よりも先に、お前に会いたかったのに
お前はそうじゃなかったって気が付いたんだ。

俺の事をみつけて嬉しそうに息を切らせて走ってきたけれど
俺はこの新しい世界で、お前の【仲間】じゃなかった。
お前の船に「特別に乗せてやるよ」なんて言葉、聞きたくなかった。
会えたから、それでいいのか。
無事だったから、それでいいのか。
所詮お前にとっての俺は、そのくらいのものだったんだな。
お前の一番にはなれない、俺。
そんな俺の気も知らずに他の仲間と楽しくしてる、お前。
あいつの言うとおりだった。
俺の事より、お前は今が大切なんだろう?

誰よりも大切だから、誰よりも憎いよ。
この気持ちはなんて言えば伝わるんだろうな。





なぁ・・・俺ではだめなのか?
俺ではお前の特別にはなれないのか?

答えなんてわかってる。
わかってるけど、わかりたくない。
それが本音。



でもお前が苦しむ姿や悩む姿は見たくないんだ。
俺ができる事があったら何でもしたい。
お前には知られなくても、たとえ誤解されたままだとしても
この世界のどこかで笑っていてくれるなら、それだけでいいんだ。
やっぱり俺はお前が大切だから。




この闇の中で考えるんだ。

お前の心の中にも、俺に繋がる扉はあるのかな・・・・・・ソラ。


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