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2004/06/11(金)
side A : ルドベキア
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雨は止んでいて、お外に出していた植木鉢の受け皿の水は溢れていた。そして、ひまわりに似たルドベキアが咲き始める。
やっと少し落ち着いた。ご心配かけてごめんなさい。
心が嫌な感じで揺れ始めると、去年の事を思い出して怖くなる。今は病気の事にも少しは知識があって「病気」だったと判ってはいるけれど、その時は壊れてしまうのだと思った。
昨日まで出来ていたことが、今日は出来なくて、同じ事をするのにすごく時間がかかる。いつも頭にフィルターがかかっているようで、楽しいことは景色がぼけていて、嫌な思いは何倍にもなる。
最初は疲れているのかなぁ、とか、もう長くこんなシゴトを続けているので、私自身が変わっちゃたのかのなぁとも思った。
私は・・・・・・・・・・
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この後、原稿用紙だと30枚、ワードのファイルでも18枚以上の言葉を書いた。 「書き込み」のボタンを、何度も押そうとも思った。
でも止めにした。
そう、思うこともある。
でも、そう思わないこともある。
ちゃんと見よう。ちゃんと見たい。考えよう。
去年、なんとか戻ってこれたのは、ここに残していた18歳になったばかりの私の言葉達と、その言葉に対してもらった、ネットでつながることのできた、みんなからもらった言葉達のおかげだった。そのことは忘れない。忘れなければ、なんとかなる。
そして、今も私なんかのために、言葉をくれるみんながいて、私の拙い言葉を受け止めてくれるみんなが居てくれる。
ありがとう。ほんとにありがとう。
父が逝った次の年、一時退院していた母は、ルドベキアを沢山植えて、初めて見るその黄色い花はお庭に満ちて、母の居ない去年も、今年も咲く。
ルドベキアの日本名を知ったのは、今年になってからだった。
その名前は「大反魂草]と言う。
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![](/user/reversible/img/2004_6/11.jpg) |
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