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2003/10/13(月)
sideA:お料理を作った休日。 10月13日
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ザッっと言う風の音で目が覚める。今日は祭日で、久しぶりのお休みにだ。空は真っ黒い雲と青空のダンダラ模様で、凄い速さで流れている。お庭に出てみると、今日、移動する予定だったプランター植えの向日葵は、もう、なぎ倒されている。とってもお庭の世話が出来るような天気じゃなくて、玄関周りと、道に面した処を少しだけ手入れをして、強くなった雨脚に追われてお家に入った。
ニンニクを薄切りにして、オリーブオイルで炒める。焦げないように、香りだけ立てて、ニンニクをあげる。その油で、唐辛子を炒めて辛味を出す。一度油を外して、ベーコンを炒める。燻製の香りが少しするぐらいで、11分茹でたばかりの、ペンネを入れて、フライパンを振る。そこに香りを絡めたオリーブオイルを戻して、絡めてから、ケチャップを入れて、またフライパンを振る。弟とおばぁちゃん分はそこで別に盛って、最後に、ちょっとダバスコを振って出来上がり!父から直伝のペンネアラビアータだ。
洋食があまり得意じゃないおばちゃんも、この味は好きだ。好きって言うより、父の味として懐かしいのかも知れない。本当の父の味は、もっともっと辛味が強いのだけれど。
大盛りのスープとサラダと、チーズのオムレツも作って、4人は食卓につく。「おねぇちゃん、やっぱり美味しいよ。ちぃねちゃんが作るより」ちょっと妹が嫌な顔をする。「もっと食べたいな、おねぁちゃんの料理。」
ごめんね。
夕ご飯は、栗ご飯を炊いて、トン汁を作って、ちょっと高かったけどイワシを捌いてすり鉢で擂って、つみれを揚げた。揚げたてを、いつもホクホクしながら、食べていた事も思い出す。
久しぶりのつみれは、ちょっと擂りすぎていて、なんだか口ざわりが軽すぎたけど、味は少し、父に近づけたような気もした。
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