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最新の絵日記ダイジェスト
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2004/02/14(土) SIDE B 「どこでもFUCK byどらえもん(笑)」或いは「セックスドール」
このお客さんに限らず、貸切や外出の時は、思わぬ場所やシュチエーションで挿入を求められて、最初は驚いた。個室では、まるで恋人に求めるような交わりを求めるお客さんも、別人であることが多い。勿論、それはソープ嬢みんなに言えることでは無くて、私だからかも知れないのだが。

身体に無理が無い限り、私は性的なトライアルを何でも受ける。但し身体に傷が残るM系とアナルやスカトロ、顔が判る撮影は完全NGで、それは外出の前にハッキリ言っている。

お客さんが用意していた水着は、ほとんど紐に小さな布が付いているだけで、さすがにトイレで下の毛を手入れしなければならなかった。剃る訳にはいかないので、ちょっと時間がかかってしまう。お客さんはそのあたりは鷹揚で、バスルームで私の股間を、煙草を吸いながら飽きもせずに眺めていた。

バスロープを羽織って、プールに行く。このホテルのプールは25mの室内プールに、屋外プールが繋がっていて、その先に雪の壁に囲まれたジャグジーがある。もちろんすべて温水だ。横にあるフィットネスと卓球コーナーには、まだ人が沢山いて、裸同然の私とお客さんがプールサイドを歩いて行くのを目で追うのが判る。突然お客さんは肩から手を回して、乳房をつかみ、揉みはじめ、休息用のベンチとマッサージ椅子が全部埋まっている正面で、今度は下から乳房を揉みながらディープキスをする。目を逸らす家族連れ、思わず乗り出す若者、目を丸くして驚くカップルの女の子を尻目に、私達はドアを開けて屋外のジャグジーに向かう。

家族で来た時にもこのジャグジーで遊んだ。妹と弟は、雪の壁に身体を押し付けて、形がつくのを見てはしゃぎ、ぶるぶる身体を震わせて飛び込んで父に叱られたっけ。私はまだ中学生で、伸ばし始めた髪をカッチンで止めて、雪で遊びたい気持を抑えて大人の振りをしてジャグジーで身体をほぐしていたっけ。
大きなボタン雪が舞っていて、タオルで受けたその雪は、一つ一つが雪の結晶の形そのままに、手をつなぎ合って空から落ちて来る。妹と弟も私が見せるその姿に驚いて、いくつもいくつも雪を受け、こっちの方がカッコいいとか、こっちはすごく大きいねとか、飽きもせずに眺めていた。父と母は、寄り添って、きっと手を繋いで私達を見ていた。ゲレンデの方からは、圧雪車の音とヘッドライトの光が時々届いて来て、長い時間、私達家族はそこで時間を過ごした。

御邪魔しますね、と先客に声をかけてジャグジーに入ると、お客さんは私に足を開かせて、噴出口に座わらせる。膣の中に気泡が吹き込んで、「気持悪いよ」って言うと、「良くはないんだ」とわははと笑う。向かいに入っていた、中年同士のカップルが私達の関係を測りかねて、怪訝な表情になっている。遠慮はまったく無しに、私を後ろから抱いて、水着の中に手を入れてくる。水の中だから見えはしないが、何をしているか判らないはずは無い。すこし、クリトリスで遊んでから、指を入れてゆっくり中をかき回す。私もお客さんの水着の中に手を入れて、カリの部分から、裏スジをゆっくり撫で上げて、少しずつグラインドを始める。「そろそろ、お部屋に戻ろうか?」おばさんが上ずった声でいい、「そうだね。」と不自然に明るい声でおじさんが応えて、「失礼」と急ぎ足でプールへ戻っていく。おじさんは勃起していた。

「このままでいいじゃない」とお客さんは言うけど、私は水着のトップからコンドームを取り出して、潜望鏡の状態で装着する。ちょっと残念そうだけど、それは譲れない。そのかわり、喉の奥まで含んであげて、喉全体を動かしながら、舌で舐め上げ、根元は両手で細かくグラインドしながら思い切り吸って、離して、そして頭を振りはじめる。見る見るペニスは脈打ち始め、水着の下は自分で脱いで、膝に乗って腰を振る。足をついて、左手でお客さんの首を抱き右手は根元に沿えて、腰を大きく上下していると私もスイッチが入って、お客さんはたまらず放出した。

すこしぼーっとしていると、雲が切れてきて傘をさした月が見え、流れる雲に星が顔を出し、澄んだ大気に蒼くまたたく。ほんの5年。1865日。私は14から19になり、あの日家族で笑いあった場所で男と交わる。お金を得て、そして快感も得ている。

14歳の私が、父と手を繋いでそこに居る。困ったような、悲しそうな、少し責めるような目で今の私を見る14歳の私。父は、空を見ていて、わたしを見ない。こっちを見てよって、声を掛けても空を見つづけている。手を伸ばそうとしたときに股間に違和感を憶えて目が覚めた。

「約束内だよね」
眠っていた私の股間にバイブを突っ込んで、お客さんは自分でペニスをしごいていた。時刻は3時。

朝までには、そして買われた時間が終わるまでには、まだまだ時間がある。


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