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2003/10/15(水)
side B:目指せ!ソープ技の達人?(笑)今日は講習。
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今日は前から決まっていた休講があった。ちょうどお店の講習の日だったので、早めにお店に出て、しっかり技を磨いてきた。ってその後お仕事もしてきたのだけれど。
ソープの講習って、知らない人が考えると、すごく怪しいモノみたいに思われるているようだ。私自身も、お店に面接に行って、新人講習を受ける前は、いったいどんな事をするのか、とっても不安だった。
よく言われるのは、社長や店長や店員の男性が、自分達の快楽の為に、講習の名を借りて、タダで女の子と遊んでいるとか、面接の時から「味見」と称して、女の子と遊んじゃうとか、まことしやかに語られたり、風俗系の掲示板とかにも書いてあったりする。
控室で何軒かのお店を経験した先輩から、実際にそういうお店も皆無じゃ無いとは聞くんだけれど、そういうお店は当たり前だけど、指名のお客さんを掴んでいて、キチンと接客できる女の子達は辞めてしまうし、今はネットで情報も流れるので、まったく業界を知らずに飛び込んで来た素人新人さんが、ある程度の知識を持って、講習はそんなもんじゃないって気が付くまでだけ働いていたりと、大抵は女の子の出入りが激しくて、流行っていなかったりする。
今のお店の講習は、大きく4種類に分かれている。一つは新人さん講習で、これはソープが始めての人と他店から移って来た人で違う。共通なのは、お客さんの性器のチェックの仕方から始まる。要するに視認出来る範囲での、性病や毛ジラミ、皮膚病を見つける方法から始まる。実技は、まずお店の基本サービスの流れ、椅子、潜望鏡、マット、ベットの確認から入って、それぞれの技を実際に習う。講習員さんは前にお店のNO1を張っていた女性で、女の子は二人以上同時に受けるので、御互いの身体をお客さんに見立てて、練習をする。これはけっこう恥かしい。と言っても、マット以外の時は、Tシャツを着ているし、マットの時もショーツは履いている。
移店の人は、そこまでで終わることが多いけど、素人新人さんの場合は、って私が前のお店ではそうだったのだけれど、男性器の張型を使って、裏スジや亀頭周辺の愛撫の仕方、フェラチオの舌の使い方やバキュームの仕方、頭をグラインドしながら、両手で睾丸やアナル、そして陰茎自体を愛撫する方法を教わった。そして、射精に至る男性性器及び周辺の変化の特徴を細かく教えてもらい、口を使ったコンドームの装着方の練習で終了した。お店は完全S着なので、挿入前には必ずスキンを付ける。なので、そのタイミングも大事になる。
二つ目はクレーム研修だ。お客様のアンケートやメールで悪い評価が続くと、お店の指示で講習を受ける。これは結構厳しくて、接客の流れをすべてチャックされ、言葉遣いや会話まで直される。私は入店直後に一回受けた。どちらかと言えば、前の店では受身中心だったので、技が拙くて、マグロ系のお客様には不評だったと言うことだ。いまは、マグロ様ウェルカムだけど。
三つ目が今日私が受けた、希望講習だ。言葉通り、女の子から希望して受ける。今日はくぐり椅子と二輪車の講習だった。くぐり椅子はマニュアルのサービスには無いんだけど、遊び慣れた年配のお客様からの要望は多い。一応出来ない事はないんだけど、椅子を渡る時や、椅子下からボディー洗いをする時がまだまだぎこちないので、もっとスムーズに動けるようになりたかった。
二輪車は私はずっと「出来ない」で通そうと思っていたんだけど、今日一緒に受けた先輩に頼まれたので、受けた。二輪車で組んでいた子が辞めちゃったので、どうしてもって時に頼むねって感じだけど、目の前で、他の人の性器が結合している処を舐めたり、自分が挿入されているときに、お客さんに見られながら、クリトリスを女性に愛撫されたりするのは、やっぱり私には無理そうだなぁって思った。
後は定期講習なんだけど、これは講習っていうより、面談って感じで、女性講習員さんの前で一度は裸になる。薬系をやっていないかとか、注射痕がないかとか、大きな傷や打ち身とかの後が無いかとか、タトゥーを入れてないかとか、肌の張りも含めたボディーのチェックが主な内容だ。
注射痕があったりすると、即、退店だし、ボディーケアが悪いって言うか、身体が崩れていると、強制的に出勤停止になって、スポーツクラブやエステでケアして、お客さんに晒せる身体に戻らなければ、仕事に復帰は出来ない。この辺の厳しさで、お店は「格」を保っているし、それが評判に繋がって、繁盛店と認識される基になる。ネットとかで掲示されているお店の女の子の出勤予定が「長期休暇」の表示になっている場合は、このケースが一番多い。
って、本当はこの15日の日記は昨日アップするつもりだったのだけれど、書き上がらなくて、今日になってしまった。
秋晴れの空はとっても高くて、窓を全開にして風を入れてみる。こんな日に、こんな日記をアップしている自分がちょっと可笑しくて、ちょっと情け無かった。今日の私は、講義を受けてからまたお仕事へ行ゆく。さっき予約を確認したら、今日は、技が試せるお客さんがいるみたいだし。頑張ってくるね。
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