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2004/02/15(日) SIDE B 「太いバイブは要注意」あるいは「ぽっかり開いた穴」
目が覚めた時、お客さんはまだ眠っていた。空調の設定温度を少し高めにしてあったので、私はお腹に毛布を掛けただけで眠っていて、お客さんは完全に全裸で眠っている。部屋が乾燥してしまうので、バスタブに少しづつ流しておいたお湯を止めて、少しだけ浸かる。シャワーで髪も洗って、窓際のソファーに座りカーテンを開けて見上げる空は、この季節には珍しいピーカンだ。最上階の部屋からは、猫魔ケ岳が右正面に見えていて、ゲレンデが白いリボンのように中腹からかかっている。
昨日お客さんは眠るまでに3回イッて、夜明けに眠っていた私にコケシ型バイブを突っ込み、別に持ってきたクリトリスを吸引しながら振動で攻める道具で遊んだ。頭を振って私の膣の中をかき回し、ボールがビッシリ入った胴の部分が回転して、膣壁をねじる様な動きをするこけしと、クリトリスを直接震わせる二つの器具は、快感というより機械的な作用で強制的に私をイカせる。手を伸ばして、お客さんのペニスに触れようとしても腰を引かれて、振動や回転の速度や強さを変えて何度も何度も私をイカせる。汗が滴り落ちて、お客さんが興奮しているのが判る。

いきなり抜かれて、私の股間でデジカメのフラッシュが光る。見せられた小さな画面には、吸引されて充血したクリトリスは、赤ん坊の小指ほどにも勃起していて、太いバイブで掻き回された膣は、閉じきれずに奥まで写っている。ぽっかり開いたその場所は、なんだか間抜けで、笑いがこみ上げてきてしまった。足を閉じてみても、間抜けに開いた感覚の残る私の膣は、脳ミソまでトンネルのように繋がっている気もして、今の私にはお似合いだとも思う。でもこれからは禁止事項にすることにした。太いバイブは。

カービングを履くお客さんと、ゴーグルと靴下は買ってもらい、それ以外はレンタルの道具で揃えた私はゴンドラに乗る。週中の祭日は思いの外空いていて、お約束のようにフェラをしながらゴンドラは山頂に向かう。もう一本リフトに乗って、二人はまず中級コースをすべる。お客さんは少し板を振る癖が残っているけど、上手くこぶも扱って、思っていたよりきれいに滑る。私は、足慣らしに幾つかのギャップを飛ぶ。そして圧雪されていないバーンに飛び込み、ちょっと重心を後ろにうつして、パウダースノーが舞い上がるのを楽しむ。そのまま、約4k近い距離を、前になり、後ろになり、軌跡を交差しながら休みなしに滑る。

最後のちょっとした急斜面でお客さんはバランスを崩しかけ、でもなんとか持ち直してスキーセンターの横まで滑り込む。
「なかなかやるなぁ。本人がスノボ好きだという店の女の子を連れてきて、ほんとに俺と一緒のコースを滑ったのは、**ちゃんが初めてだよ。」
「私けっこう正直だよ。趣味とか好きなものとかもマンマだし」
ゴーグルを外したお客さんの顔は、いつもと違ってちゃんと人の顔をしている。そうだよね。人なんだよね。いつもお客さんじゃないんだよね。

それから私たちは、体育会の合宿のように、短い昼食以外ただただ滑った。怪我が怖いのでパイプやパークは諦めたけど、全部のゲレンデを滑りつくし、林間にも入り込んで、完全な新雪を楽しんだ。

「私初めてだったよ、一日ピーカンでしかもパウダーで滑ったのは。」「そういえば俺もだな。」
夕食のテーブルを挟んで話をする。気持ちがすこし弾んでいる。楽しかった。

食事が終わって、部屋に戻ると鞄から新しいバイブが取り出された。
「入れた後、このベルトで落ちないように固定してこっちのリモコンで動くんだ。」

私は、そのバイブを挿入して固定し、ミニスカートを履いて二人はバーに向かった。ポケットでスイッチを押すと、振動が始まり私は声が出そうになる。「面白いだろ?」

買われた私の、夜が始まる。


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