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2004年6月
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2004/06/16(水) side A :   夜は暗い
今日のお客さんは律儀な人で、外出の後、上がり時間までにお店まで送ってくれて、自宅へ帰っていった。

外出のときにこのホテルを使うお客さんは多い。高層階からの眺めは確かにいいし、コーナーの部屋を取れば、大きな窓を全開にして、窓際で行為を行っても肉眼ではどこからも見えない。

逆に言えば、超望遠レンズを使った、盗撮の聖地になっていることは、マニアな人は知っているけれど、顔が分かるほど解像は出来ないようなので、お客さんが望めば、私は望みの通りにする。

色々なお客さんと、私は何度も来ていて、本当は何人も顔見知りの従業員の人が居るけど、誰とも会話をしたことは無い。目礼だけの長いお付き合いだ。

今日は、またこの部屋に戻って、一人で眠ることにした。

観覧車の営業は終わっていたけれど、なぜかまだ回っていて、時々色を変える。駐車場にはまだ沢山車が止まっていて、灯りが点いている。

午前0時に、それはすべて突然消えて、闇にホテルの窓の光たちが、うっすら伸びていく。テールランプが尾を曳いて、埠頭へ車が曲がっていって、道も街灯の光だけになる。

夜はやはり、暗い。


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