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2004/08/16(月)
side A: 楽園 そして 風
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天頂の花が眠った後、ひまわりたちの枝花が開き始める。
小さなお庭だけど、小さな生き物達がいて、彼らの楽園がここにある。
草の茂みには、そこが好きな生き物がいて、ちょっとだけの芝生にはそこが好きな生き物がいて、木の根元や葉の陰や、そして土の中にもそれぞれの生き物がいる。
夏の花たちには、いろんな蜂たちも来るし、さまざまな大きさや色の蝶たちも訪れる。
長い夏がひと休みして、ひんやりとした風が吹く朝、見慣れた蝶と目が合った。
「楽園はもうおしまいですか?」
ちょっと、しかめっつらをした蝶は、知っていながらそんなことを、私に尋ねている気がした。
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![](/user/reversible/img/2004_8/16.jpg) |
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