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2004/03/02(火)
side B:処女膜の間から膣内襞が見え、それをさらしながら、フェラチオを始める//
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ビンゴは続く。次はタンポンを抜く権利だ。
ステージに上がってきた人は、ジーンズにデニムのジャケットを着たまだ若い感じの人で、どこで売っているのか、タレパンダのマスクを付けていた。
「慎重に、慎重に。傷を付けたら弁償ですよ。」
私はにっこり笑って、足を開く。カメラが寄ってきて、またアップの画面がモニターに並ぶ。人差指に紐を巻いて、ゆっくりタンポンを抜いていく。思わず膣に力が入ってしまい、締め付けてしまって、少し飲み込んでしまう。
「スッゴイ、閉まりです。さすが処女!」タレパンダはチャメッケたっぷりに、一度手を離して、大げさに驚いてみせる。歓声と、笑い声と、つばを飲む声が混じる。
もう一度紐を持って、力が入ってくると密着している私の内壁は引っ張られて、外へ襞が倒れていくのが判る。
「さぁ出てきました。注目!」
少し顔を出したタンポンを、処女膜が囲んでいて、引っ張られてついてきた、膣内壁が一段薄いほんの少しピンクの入った真珠色を覗かせている。そして分泌された液に照明が当たって、キラキラ光る。少しづつ、少しづつ抜いていくタンポンは、ある場所まできて、するりと押し出された。
無事終了。終始冷静を装っていたタレパンダ君も、やはり股間は盛り上がっていて、もみ上げから汗の粒が落ちていた。
「さて今回の、メインイベント、なんと処女のフェラチオの権利です。」
このイベントが決まったとき、私はまだ怒張したペニスを知らなかった。家族で温泉に行ったときに一瞬見えるその形や、図鑑や弟のペニスは知っていたが、エレクトしたその形を知らなかった。
「フェラは流れ的にも入れたいなぁ」プロデューサーのその提案に反対は無い。でも正直どうすればいいのか判らなかった。もちろん、ペニスを口で愛撫するという事は知ってはいたけれど。
私は8ミリに落とした裏ビデオを5巻と、再生用のビデオユニットと、怪しい表紙のセックステクニック本3冊と、実物に近い大きさだと言われたバイブを借りた。そのバイブは想像以上に大きくて、驚く。そして、自宅でこっそり見始めた最初のビデオの中のペニスは、また、まったく違っていて、下を向いていて、なんとなく想像していた形から、見る見る形を変えていき、体積を増し長さを増し、そして硬くなりながら、反りが出てきて、下向きから平行を指し、そして上を向いて青筋が立ち、フェラチオで刺激を続けると、脈打ち初めて、その状態のまま、膣に挿入されて、大きく動かす腰にしたがって、まっすぐなまま貫き続け、そして抜かれたペニスは、女の子のおなかの上で、伸び上がってから、射精した。
私は息を呑んでそのビデオを見続け、動悸が早くなり、顔が熱くなり、なんだか耳鳴りまでしながら、最後まで見続け、射精のところで腰が砕けた。それは初めての具体的な性衝動で、ソープ嬢として今は得だと思っている、「感じ易い体」の開花だったのかも知れないと今は思う。
なんだかクラクラしながら、他のビデオを見た、フェラチオの仕方が解説してあるへんなHOW TO仕立てのビデオや、3Pや5Pで、誰が誰としているのかもよく判らない、とにかくペニスとフェラチオと結合のアップばかりが続くビデオもあった。
本も一通り読んでから、バイブを取り出して、ビデオのシーンを思い出しながら、唇で裏筋を下から上へ少しづつ含みながら移動する。その時初めて、裏筋という言葉も知った。亀頭を口で含もうとすると、それはほぼいっぱいになってしまって、少し吐き気がする。とっても上下するなんて無理そうだった。でも慣れなくちゃ。
毎日少しづつ、練習して、吐き気も少しづつしなくなって、イベントの日が近づいて来る。でも今のやり方でほんとうにいいんだろうかっていう疑問も沸いてくる。バイブは最初から硬いし、ビデオの中でも、上手く立たなくて、悪戦苦闘しているシーンもいくつかあった。
フェラチオの権利を得た人が決まって、またファンファーレが鳴った。
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