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2004/08/22(日)
side A: いない
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いつものように夜が明ける。でも、お陽さまはどこにもいない。
雨が降ることはあっても、お陽さまは毎日輝いていたし、暑さはずっと続いていた。
ひまわりたちは、毎日空を見上げ、もらった力で、たくさんの花を付けた。
でも、お陽さまが見えなかった日、冷たい風は吹き、ひまわりたちは花びらを垂れる。
夏は、なんだかずっと続く気さえした。
いない、なんてひどい。
いなくなるなんて、ひどい。
夢の中で、私が叫んでいる。そして目が覚める。
お陽さまは、また必ず顔を見せてくれるくれるけど、私が15だったときの夏の毎日は、もう戻ってくることはない。
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![](/user/reversible/img/2004_8/22.jpg) |
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