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2004/12/24(金)
side A :冬の陽射し あるいは 今
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今年は、ほんの少しだけクリスマスの飾りをした。
家族はそれぞれ忙しくて、夜がくると瞬きを始め、朝が来ると消えるようにした。
一番夜の長いこの季節は、お陽様が顔を出すまでは暗く、電飾が消えると同時に射し込む陽射しに、花達は伸びをする。
見廻すと、もう葉も散って、一輪だけで困惑している花もある。
春だと思って顔を出し、寒さに驚く花もある。
予定通りに花を付け、でも、まだお友達は眠っていて、寂しそうな花もある。
いたずら過ぎる今年の四季に、ちょっと文句を言って、見知らぬ花と挨拶を交わす。
お庭ではそんな風景が、冬の陽射しに包まれていた。
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![](/user/reversible/img/2004_12/24.jpg) |
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