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2004年3月
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最新の絵日記ダイジェスト
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2004/03/24(水) side:A’:淡々と性について書くと言うこと
昨日この日記を読んでくださっている恐らく女性の方から、一言メッセージに「淡々としているのが、すごい怖かった。」との言葉を頂いた。勿論それは、この日記を読んでくださった率直な感想なので、ありがたいのだけど、ある意味私のソープ嬢としての根幹に繋がる問いのような気がした。

DCの頃、泊りで眠れたことは無かった。深夜まで快感を貪ってから眠り込むお客さんの横で、私は、好きだった歌を頭の中でずっと歌っていたり、空で覚えている宮沢賢治の「春と修羅」の中にある詩を、頭の中で暗誦したり、少し慣れてからは、そのときは諦めかけていた、受験のための英単語の記憶用の冊子や日本史の年表一覧を、お客さんに背を向けて開いていたりした。でも、今は眠る。

半年前頃から、性と快楽を貪るのでも、デート希望の俗に言う「勘違いなお客さん」予備軍でも無いお客さんとの貸し借り・外出が、少しづつ増えて来ている。昨日の日記に書いた方のように、私と居ることや、過ごす時間を楽しんで下さって、そんな私を「人」として慈しんでくれるのが伝わる事がある。

でも本当は、これは辛い。

仕事をしている時、心は閉じている。スイッチと言うと大げさすぎるけど、私が出てしまうのはお客さんが快楽を得るのには邪魔になるし、私のままで、初めて会う人のペニスをヴァギナで受け止め、そして快楽に上り詰めて、より大きな快楽をお客さんに返すには、私はあまりに弱い。

慈しまれていると感じてしまうと、私の心は開きかけてしまって、性的な交渉にためらいが出てしまうし、帰り道が辛い。私は、セックスドールで居たいと思っていた。ソープの外出は、お客さんを選ぶことができる。勿論打算が前提にあるのは否定しないけど、DCの時と違って、少し心が介在する。

この日記を読み返してみると、性的なことを書いている日は、確かに文体が硬くて、淡々としている印象がある。

結論も、見えているものもまだ無いんだけど、今日その事に気付いた、ううん、その事も見つめていこうと思ったので、書いておくことにした。

今日はお休みなさい。変な日記ですみません。


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