最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2002年8月
前の月 次の月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新の絵日記ダイジェスト
2006/06/04 side A: ひさしぶり
2005/09/17 side A : ひまわり
2005/09/16 side A : 空 
2005/09/15 side A : そして
2005/05/23 side A : レースフラワー

直接移動: 20066 月  20059 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 月  200311 10 9 月  200212 10 8 7 6 月 

2002/08/03(土) side A ★ 海、そして花火
今日の予備校は一時限だけだったんで、一度帰って来て久しぶりに海に入ってきた。なによりお天気がいい。海水浴の人達が多いので、今日はBBを連れていく。フィンは小さい方を一応持って行った。

波は腰高くらいは立っていたけど、やっぱりとっても混んでいる。このくらいの波だと、バドリングだけでテイク出来るので、水着だけで波に乗る。さすがに、人込みに恐れをなして、下手なサーファーは海には入れずに、ロングボードを巧みに操る地元のおじさんサーファーを眺めながら、一緒に来ている彼女に薀蓄を垂れたりしているのも微笑ましい。

足がちょうど立たないくらいの場所で波を待つ。少ない大きな波は、ボードの人に譲って、小さ目の尖った波を見つける。今日は、ただただ、のんびり波に乗っていたかった。

やっと泳げるようになった頃、私はもう波に乗っていた。父のロングボードにちょこんと座って、エッジを必死で掴んでいる写真がある。父はまだ青年で、同じ日に撮った写真の中の母には、まだ少女の色がある。その写真に写っているのはこの海で、そして、この海で家族で過ごすために、父はお家を建てた。そして私に波乗りを教えてくれて、自分のボードを貸してくれて、私は独りで波に乗るようになった。

私に今のボードを買ってくれた頃、父はもうほとんど波乗りはしていなかった。きっといろんな物を諦めて、いろんな事を我慢して、家族のために働いてくれていたんだと思う。その頃は、そして父がこの世にある時には、そんな風に思えていなかった事がちょっと悲しい。

クーラーから何時ものようにウイルキンソンのジンジャエールを出して、ゴクリと飲む。このジンジャエールの味も父に教わった。最初は辛くてびっくりしたけど。

少し西に傾く陽を左に見ながらお家へ戻る。

「おねぇちゃん、花火の日ぐらいバイト休んだら良かったのに〜。」弟はちょっと不服そうに言う。

ごめんね、一昨年は6人で見たっけね。今年は4人で花火を見てきてね。来年はみんなで行けるといいね。

妹に浴衣を着せて、この日記をアップしてから、私はお店に向かう。

じゃ、いってきます。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.